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平成23年 3月定例会(第 4号 3月11日) 一般質問

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    平成23年 3月定例会(第 4号 3月11日) 一般質問


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    平成23年 3月定例会(第 4号 3月11日) 一般質問                      平成二十三年三月十一日 午前九時三十分開議 第  一 一般質問           本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件    一 一般質問 出 席 議 員(十四名)      一番   溝 辺 一 男  君     九番   西 原 政 文  君      二番   松 窪 ミツエ  君    一〇番   井川原 志庫男  君      三番   北 園 一 正  君    一二番   高牟禮 宏 邦  君      四番   上 原 康 雄  君    一三番   宮 崎 和 宏  君      五番   池 田 孝 一  君    一四番   外 園 三千男  君      六番   竹 中 雪 宏  君    一五番   栗 下 政 雄  君      七番   本 石 長 永  君      八番   西 原 義 文  君 欠 席 議 員(一名)
        一一番   蔵 園 晴 美  君 議会事務局職員出席者   事務局長    泊   秀 智 君   議事運営係    木 下 哲 美 君   事務局次長   福 田 孝 正 君   議事運営係長  萩 原 博 幸 君 地方自治法第一二一条による説明のための出席を求められた者   市長      村 岡 隆 明 君   福祉事務所長   徳 重 順 子 君   副市長     椎   重 明 君   環境業務課長   平 野 浩 二 君   教育長     萩 原 和 範 君   健康保険課長   竹 下 京 一 君   総務課長    上加世田 章人 君   長寿介護課    坂 本 健一郎 君   企画課長    野 間 教 昭 君   観光商工課長   坂 本 謙太郎 君   財政課長    馬 越 脇 浩 君   税務課長     堀 川 純 一 君   財産管理課長  白 坂 良 二 君   水道課長     園 田   毅 君   建設課長    山 下 寿 男 君   市民課長     木 村 哲 也 君   畜産農林課長  吉 留 伸 也 君   病院事務長    松 永 康 二 君   学校教育課長  杉 元 真 一 君   会計管理者    向 原 雄 二 君   社会教育課長  上加世田たず子 君                     開議 午前 九時 三十分 ○議長(溝辺一男君)  ただいまから、本日の会議を開きます。  本日の会議は、お手元に配付いたしております議事日程第四号によって進めます。  報告いたします。蔵園晴美議員から本日の会議に欠席する旨の届け出がありますので報告いたします。  これより本日の日程に入ります。  日程第一、一般質問を行います。  今期定例会一般質問発言順位については、お手元に一般質問通告一覧を配付いたしておきましたから御了承願います。  本日は、上原康雄議員、北園一正議員、西原義文議員松窪ミツエ議員の四人を予定いたしております。  まず、四番上原康雄議員の発言を許します。上原康雄議員。 ○四番(上原康雄君)  皆様、おはようございます。  久しぶりにくじ運がよくて、今期定例会一般質問トップバッターを務めさせていただきます。  本来ならば、今年度は、私たち市会議員の改選の年であります。ここで少し私の思いを話させてもらいますが、三年半前、株式会社えびの市の契約社員という形のとらえ方を私はしているんですが、四年間の任期をいただきまして、議員という活動をさせてもらっています。  先代の社長の御機嫌を損なったというか、そういう兼ね合い、任期半ばの途中で二年足らずで突然の解雇をされました。私のほうに非があったのか、それは、私も定かではありませんが、どうしても社長の意に沿わなかったという形で解雇を受けましたので、大変残念な思いをしたのも事実であります。  しかしながら、皆さん御存じのように、株式会社えびの市も社長の交代劇がありまして、新しい社長のもとで再び動き出したわけであります。幸いにして、私もまた四年間の契約社員という形で議員活動をさせてもらっています。  今回は、前回のようなことがなく、四年間契約の任期いっぱい頑張っていくという心構えできょうまで頑張ってまいりました。  少し、前置きが長くなりましたが、ただいまから質問に入らせていただきます。前回の十二月議会の質問で残り時間五十八秒になってから、市長に生意気な意地悪な問いかけをしたことを覚えております。今回の質問のメインは何だったか、テーマは何だったかという質問をしましたが、かなり失礼な言い方だったなというふうに反省をしております。  そこで今回は、冒頭で今回の一般質問のメインは何かということを冒頭に発言をしてから質問をさせていただきます。そのように御理解をいただきたいと思います。  今回の、私のテーマは、適正、適切、適材、適所、この四つをテーマにして質問をいたしてまいりますので、御理解をいただきたいと思います。  それでは、通告書に基づきまして、一般質問を始めてまいります。  まず、市長の施政方針について、三つの項目を掲げております。  まず最初に、農林畜産振興について掲げておりますが、これは二番目の農政についてのつながり等ございますので、まず最初に、企業誘致についてから質問をさせていただきます。  企業誘致については、企業立地促進条例制定がなされまして、いろいろな形でいろいろ協議もされております。そこで、市長にお伺いをいたします。いろいろな形でこの企業誘致については、市長も取り組んでいただいておりますが、市長が掲げられておったマニフェストの中の一年に二社という形で企業誘致に努力していくということが掲げられております。いろいろなもろもろの情勢の中でかなり厳しい状況下であるということは、私もまた皆さんも御承知のとおりであります。  そこで今現在、企業誘致についての状況、前回議会でも尋ねましたが、それ以後の進捗状況、できればそれを御説明願います。 ○市長(村岡隆明君)  前回の質問の後に企業誘致、立地まで、協定まで進んだものはございませんが、まだ仮定の話でございまして、ある程度進んでいるところもございます。まだ、少し発表できるところに至っているものはまだないところであります。 ○四番(上原康雄君)  まだ発表の段階までは至っていないが、かなり感触のいいのがあるというような含みの発言だと思いますが、そのことについて、かなり前向きに動いているという確信があられるかどうか、お答え願います。 ○市長(村岡隆明君)  現在ある程度動きがある企業につきましては、これまでもお話があって、その進出のタイミングがまだつかめないという状況でございましたけれども、現在私が感触を抱いているのは、製造業とか、そういった企業だけにとどまらず、いろんな開発をしていただくような会社でありますとか、えびの市でいろんな、それが企業になるかどうは別として、雇用の場を生むような取り組みが出つつあるという話は、たくさん来ているところであります。 ○四番(上原康雄君)  若干であるが、前向きに動いている事実があるということを確認をさせていただきました。これから先の動向について、深く関心を持っていきたいと思っております。  そこで、前回も質問をしましたけれども、この企業誘致取り組みについて、前回お話がありましたえびの会との連携をどのように考えておられるのか、今回関西えびの会の立ち上げに予算化もされております。できますれば、前にも質問をしましたように、あらゆる業界の人脈のリストアップをしたほうがいいんじゃないか、そういうことをお尋ねしたんですが、その後、市長はどのような指示をなされたか、どういう動きをされたか確認をいたします。 ○市長(村岡隆明君)  人脈を使った企業誘致、戦略本部を二十二年度に立ち上げまして、そういった情報を与えていただくアドバイザーの方をえびの会の方のメンバーを含めて福岡、大阪、名古屋、東京と配置をさせていただきまして、いろいろな情報交換が今進んでいるところであります。  また、企業誘致のパンフレット、観光の部分も含めてですけれども、それもようやくできて、PRの体制が整っていると。ただ、議員さんから提案がありました、そういった人材、えびの出身の方を中心に人材のネットワークというところまでは、まだ構築されておりませんので、新年度の取り組みの中で進めていきたいと思っております。 ○四番(上原康雄君)  確認をいたします。そういうリストをつくることを指示を出されますか。 ○市長(村岡隆明君)  はい、出していきたいと思っております。 ○四番(上原康雄君)  このことはかなり大きなウエイトを持っていると思うんですね。どうしてもこのことだけは進めていただきたい。そうすることによって、かなりの効果が出てくる。ほかの近隣市町村もそういう形の取り組みをされておりまして、最終的にはやはり人脈という形で、企業が誘致されていることも事実でありますので、このことだけは十分に進めていただきますように、お願いをいたしておきます。  続きまして、観光振興について、質問をさせていただきます。あしたから九州新幹線が全線の開業をいたします。この部分につきましては、前回でも質問をさせていただきましたが、この九州新幹線の全線開業によって観光客の人の流れがかなり大きく変わってくるんじゃないかと。その観光客をえびの市に誘客運動をどうしても強力にしなくてはいけないということで、私もお話をさせていただきました。  吉都線での観光列車の問題、また中山間地域等創造支援事業、これを生かした京町の活性化の問題、いろいろ条件が整いつつあることも事実であります。この九州新幹線全線開業に向けてのえびの市への誘客についての市長の見解をお聞きしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  九州新幹線全線開通につきましては、福岡、中国地方、大阪まで、一気に九州まで一日で来れる範囲内に入ってまいりますので、福岡も含めて以北のほうの方々へのPRが大変重要になってくると思っております。  また、八代からの高速バス、これも当初はえびののインターチェンジにはとまらない予定でございましたけれども、いろいろな皆さん方のお力をいただいて、何とかとまることができるようになりましたので、そういった効果も含めて、受け皿の整備、議員おっしゃった京町温泉、それからジオパーク、そういったところも含めて、受け皿の整備もしながら、特に向けた観光PRというのも大変重要になってくると。えびのは、十分九州新幹線全線開業のメリットを受けることができる場所だと、有効活用をしていかなければならないと思っているところであります。 ○四番(上原康雄君)  今市長の答弁をいただきました。全くそのとおりであります。それと前回も質問いたしましたが、この吉都線への観光列車の誘致という形で、市長も前向きに、JR九州のほうも前向きに対応してくれるような状況であるような発言をされました。その後、JR九州との何らかの形で接触をされておると思うんですが、JR九州の考えはどのような考えなのか、わかっておれば説明をお願いします。 ○市長(村岡隆明君)  JR九州といたしましては、現在走っている観光列車、また新たに志布志のほうにも走りますし、吉都線に観光列車が走れれば、観光列車だけで一周回ることができるということで、非常に期待はされておりますが、まずは、地元の受け皿が、地元の人たちがどういうことができるかということをPRしていただきたいと。  今吉都線の利用促進協議会の事務局が湧水町になっておりますので、湧水町のほうにもその点はお話をしているところで、まずは、沿線の自治体がこういった観光スポットがあって、地元としては、こういった対応ができると。そういったことをまとめてJRのほうにPRをしていかなくてはいけないというお話をしているところであります。 ○四番(上原康雄君)  今、市長の説明をいただきました。今の話の内容からして、どうしても地元の熱意がなくてはできないということだと思います。今湧水町がその事務局の担当だという話もありました。今後どのような形で進めていったらいいかというような協議もされていると思うんですが、今どのような協議がなされているのか、現状の説明をお願いいたします。 ○市長(村岡隆明君)  湧水町のほうには、その沿線での協議、これを早急に開いてほしいという要望をしているところでありまして、具体的にはまだ、吉都線沿線の自治体が集まって、具体的などういったことができるか、そういった取り組みがスタートするところまでには至っておりませんが、そういった要望をこの前、B&Sの要望に行ったときにもお願いをしているところであります。 ○四番(上原康雄君)  九州新幹線の開業があしたに日にちが決まっていることは、前もってかなり前からわかっていたわけですね。今の説明を聞くと、どうしても後手に回っているというような、もう少し前の段階での取り組みが必要じゃなかったのかなというふうに思うわけであります。  しかし、前向きにそういう動きがあるということがわかっておりますので、より一層の強力な事業の推進をお願いをいたしておきます。  京町の活性化、先ほど申しましたように、中山間地域等創造支援事業、これが認められまして、私思うところがありまして、これは京町活性化の最後のかけだなと、そういうふうに思うわけであります。一つのことを進める中に、そのポイント、ポイントというのは、かなりあるわけですね。今回のこの事業は、先ほども言いましたように、京町の将来がかかっている大事な事業であります。  全協の中でもいろいろな意見が出ましたが、行政主導でやるのではない。まずもって地域の主導でやることが一番望ましいんだと。幸いにして、京町の若い後継者の一つの組織があります。そういう方々が、かなり前向きな取り組みをされていることも事実であります。  少し話の方向も変わるんですが、市長は二十二年度の施政方針の中で、やはりこの観光振興については、マスコミ、報道関係をかなり利用した形の取り組みをしたいということ、市の観光施設につきましては、新聞、雑誌、テレビ等のマスコミを活用したPRに努めると、利用客の増加と経営の安定化を図ってまいりますというふうに言って、設備の整備も必要に応じて行ってまいりますという形で、二十二年度の施政方針で言っておられます。その考えは、今もお変わりありませんか。 ○市長(村岡隆明君)  変わっておりません。そして二十二年度もそうでしたけれども、大阪の物産フェアでありますとか、今回の全線開通につながる岡山県でのPR、そういったとにかく出張に行った際には、時間があれば出版社、そういったところにも顔を出して、とにかくえびのという名前、そういったものがいろんな媒体に露出するように、積極的に働きかけるように職員にも指示をしておりますし、今後もそういったPRは重要だというふうに思っております。 ○四番(上原康雄君)  市長のそういう考えは変わっていないと、強い気持ちを今お聞きしたわけですが、実は、その言葉に反するような一つの流れを感じているところであります。  と申しますのは、先般スポーツ少年団の一つの事業がありまして、これは三年間の継続事業というふうに聞いておりますが、王子原球場にプロ野球の選手が三名来られましたですね。かなり有名なソフトバンク川崎宗則選手が来られました。もう一人は野尻町出身の井手選手、これも井手選手のお父さんと私は昔ながらのつき合いがありまして、かなり小さいころからよく知っております。それはさておき、この川崎選手が来たときに、宮日でもちょっと文書が出ておりましたが、社会教育課長上加世田課長のコメントが出ておりましてですね、これは我が家の家宝にしたいと言っておられました。  私は、その後の動きを言いたいんですね。先ほどマスコミ、PRということをやはり大事にとらえていると。そういうのであれば、その後の動きが問題なんです。私は、前回もスポーツ観光のことでいろいろと言いましたけれども、極端な言い方をすれば、いいきっかけができたわけです。スポーツ少年団の私も王子原には行きませんでしたが、次の日の真幸アリーナ朝日健太郎選手の指導も、約一時間ほどあそこで現場にいました。そのスポーツ少年団の少年、少女、この子どもたちのやはりあこがれの一流の選手を見るときの顔つきが違うんですよ。非常に効果があったと思っています。でも、継続事業でありますから、さっきも言いましたように、後のフォローがないんですね。  何がないかと言いますと、前回も言いましたが、ソフトバンク川崎選手がわざわざ王子原に来てくださった。それはやはり球団の協力があって、了解も得なくてはならないんですね。大体我々が言いたいことはわかってこられたと思うんですが、何を言いたいかというと、その後に生目の杜でソフトバンクはキャンプをしているんですよ。あそこにお礼かたがたえびのの特産品、そういうものを持っていって、それがPR活動になるんです。なぜそこまでしないのか、私は一番大事なことだと思います。  前も言いましたように、ソフトバンク秋山監督の奥さんも飯野の出身であります。そしてまた、皆さん御存じと思いますが、ソフトバンクのコーチをされている藤井康雄コーチ、この方の奥さんも飯野の出身であります。そしてここにおられます、えびの市の教育長、萩原和範さんのいとこさんです。いとこの方が藤井コーチの奥さんであります。  そういうことをとらえたとき、一番えびのの名前が売りやすかったんですよ。あそこにかなり全国各地からの報道関係も来ております。私も南郷に一回行ったことがあります。キャンプ地ですね、何年か前に。ちょうどあそこで日南の特産品の贈呈式がありました。場内アナウンスで、練習を一回とめて、わざわざ時間をつくってもらって、きょうはこういう形で地元の日南市から、陣中見舞いという形で特産品を届けていただきましたと。非常にいい意味のPRができるわけですね。  今回の生目の杜にしても、そういう形で特産品を持っていって、一つの時間をとってもらって、場内アナウンスで、実は、秋山監督の奥さんはえびのの方なんですと。そして藤井コーチの奥さんもえびのの方なんです。えびのの名前が物すごく売れるんですよ。私はそう思う。できればそういう形の、先ほど市長がマスコミ等を使って、PR活動をするというのであれば、それぐらいの指示は出さなくてはいけないですよ。  そのことについて、市長の見解を求めます。 ○市長(村岡隆明君)  ただいま議員がおっしゃるとおりだと思います。秋山監督の奥さんの話は、以前にも一回御提案をいただいておりましたが、コーチもえびのに御縁があるということで、私も川崎選手の指導のときには、私もあいさつをさせていただいておりましたけれども、その点までには心がけが足りずに気がつきませんでした。そういったほかの自治体も、私も新聞やテレビ等でPRされているのは、見て知っているわけですが、それをえびのがしなければいけないというのに気がつかなかったと。いい御提案をいただきましたので、そういった検討をしていきたいと思っております。 ○四番(上原康雄君)  本市も市の財政上、厳しいわけですね。その中であえて、こういう表現は適切ではないかもしれませんが、金のかからない一番効果のある方法だというふうに私は理解をいたしておりますので、今後こういうチャンスがあった場合には、くれぐれもそれを最大に利用していただくようにお願いをいたしておきます。  それが先ほど言いましたえびの市の誘客のために一番効果が出てくると思うんですね。最終的には、京町の活性化につながると思いますので、スポーツ観光ということもかなり市長も力を入れたいということを言っておられますので、よろしくお願いをいたしておきます。  続きまして、農政についてに入っていきたいと思います。  施政方針の中で、市長がいろいろと農業のことについては、掲げられておりますが、二十二年度に設立をされた市、JA、県が一体となったえびの市総合農政連絡協議会が二十二年度に設立をされております。それを中心に中長期計画の策定と事業化を目的に推進をしてまいりますということで書いてあります。  このえびの市総合農政連絡協議会のいろいろな協議がなされている経緯があると思うんですが、市長は、この報告を受けておられると思うんですが、どのような感覚で今のえびのの農業の現状をとらえておられるか、見解をお聞きします。 ○市長(村岡隆明君)  このえびの市総合農政連絡協議会、できますれば、もう少し早い時期に設立をしたかったんですけれども、口蹄疫等の影響がありまして、年度の終わりのほうでの設立になってしまいましたが、三月二日に設立をさせていただきまして、九十七名でスタートができたということで、えびの市が抱える農業の課題、TPPの問題とか、大きな課題等もございますけれども、いろんな課題は見えつつあるのかなと。  ただ、それに一致団結して対応していく、政策を一緒にしていくというところが、なかなか整っていないのかなと思って、この協議会を立ち上げさせていただきましたので、月一回の専門部会、そういったものも含めて、農家の皆さん方の意見等も聞きながら、具体的な政策がこの協議会の中から提案がされてくると思っておりますので、JA、県とも一緒に政策を、予算化が必要なものは予算化をしていくという形で、なるだけ早い時期に具体的な成果にあらわれるように頑張っていきたいと思っているところであります。 ○四番(上原康雄君)  市長が、今の答弁の中でそういう認識があるということが確認できましたので、一安心いたしました。  続きまして、口蹄疫、鳥インフルエンザの防疫体制についてお伺いいたします。  このことは、何回も私も発言をしておりますが、どうしてもこの防疫体制についての取り組みが弱いというふうに私は感じております。新年度予算の中にもいろいろ取り組みをされております。これはまた、非常にありがたいことだというふうに思っておりますが、市民への啓発、このことについては、何回もくどいようでありますが、発言をしております。この啓発の方法について、広報誌の活用、いろいろなことを提言をしてまいりましたが、どうしてもまだ私に言わせれば弱い。といいますのは、前の市の広報にもどうしても、消毒の日の徹底をしてほしいということで、必ず何らかの形で一つの文章、文言をどこかにかならず載せてほしいという形で提言をしてまいりましたが、どうしてもそういう形が継続されていない。  ちょっと横道にそれるかもしれませんが、県の前東国原知事、また今の河野知事の記者会見があるときに、後ろのボードありますね、そこの中央にどういう文言が掲げてあるか、市長は認識をされておりますか。 ○市長(村岡隆明君)  記者会見のときのボードにつきましては、パターンが何種類かあるような気がしておりますが、防疫についてであったり、頑張ろう宮崎であったり、そのときそのときでメッセージがかわっているのかなというふうには思っております。 ○四番(上原康雄君)  いつもかわらないメッセージがあります。何と書いてあるかおわかりでないようですので、私のほうから言わせてもらいます。「毎月二十日は消毒の日」と書いてあるんです。それぐらいの意識を常に持っていなくてはいけない。あらゆるところで必ず後ろにあります。そして県の広報誌、ちょうどまん中に、一番センターのまん中どころに「毎月二十日は消毒の日」と必ず入っております。確認してもらえばすぐわかります。  しかし、市の広報なんかにはそういうのが全然ないんですね。表紙の一番下の余白のところに、「毎月二十日は消毒の日です」と、「消毒を徹底しましょう」とか、何も問題ないと思うんですよ。一番目につくところに、何でそういう取り組みがなされないのかなと。  そうでないと、あってはならないことですが、この次もし県内で口蹄疫等が発生した場合には、国はそっぽを向きますよ。なんでまた宮崎かと、やっていることはちゃんとやっているのかというのであれば、そこを行動で示さなくてはないけない。  危機管理意識は、これの口蹄疫とか、鳥インフルエンザの防疫体制については、これはもう半永久的にやらないといけない、毎日が勝負なんです。そういう意識を持って、行政はもちろん、関係農家もそういう意識を持ってやっていかなくては、いろいろな取り巻きの状況の中から、TPPの問題もあります。もしこういう法定伝染病、こういう形が出て場合は、恐らく日本の農業、宮崎の農業、えびのの農業、立ち直れないと思うんですね。  十分そこのところは理解をしてもらって、この防疫体制については、もう少しそういう形の取り組みをしてほしいのであります。もう一回市長の見解をお聞きします。 ○市長(村岡隆明君)  毎月二十日の消毒の日に関しましては、えびの市としてもいろんな形でPRはいたしております。  市役所の入り口の看板でありますとか、農業関係者の皆様へのいろんな資料には書いておりますし、農業振興大会でも、農業関係者の皆さんには、そういった形で前回も通知させていただいたところでありますし、市民の方々には、四月の広報では、もう一回大きな特集を組んで、一年前を思い出していただいて促していきたいというふうには考えているところであります。 ○四番(上原康雄君)  確かにそういう形の意識の中で動いているのはわかるんですね。  この前、JA主催の子牛の品評会がありました。私も最後の表彰式までいたんですが、吉留課長が来賓紹介のところで、普通ならただ立ち上がって礼をして、それで来賓紹介終わるんですが、やはり畜産農林課長ですね、いいことをおっしゃいました。ただ一言だったですね。消毒の徹底をよろしくお願いしますという発言をされました。そうでなくてはだめなんですね。あらゆる、そういう会合がある場所で、課長だけではなくて、あらゆる職員が、やはり最初の会の冒頭か、最後の閉めのところで、一言ずつそういうコメントを挟めばいいんですよ。そういうことによって、市民の意識はやはりつながっていくんです。  この前のJA主催の品評会のときの授与式のときに、うん、いいなと、いい心がけだなというふうに思っておりますので、できれば、そういう形の各職員の方々のちょっと一言を挟んでもらいたい。そういう形の対応をよろしくお願いいたします。市長の答弁を求めます。
    ○市長(村岡隆明君)  当然、職員がその危機管理を持ち続けなければいけないと、そういった発言の機会を得たときの発言でそういったことを促すとか、いろんな建物等の公共施設も現在も消毒剤を配置しておりますが、そういったところでは、必ず消毒をすると、そういった職員一人一人の危機感を持ち続けるということが大変重要だと思っておりますので、そういった発言の機会等があれば、そういった発言をしていくチャンスがあれば、そこら辺も心がけるように指示したいと思っております。 ○四番(上原康雄君)  そういう発言のチャンスという言葉でなくて、そういうことがなくても、頭から言わなくてはいけない。そういうタイミングがあればじゃなくて、なってもあっても言わなくてはいけないというふうに思うんですが、そこら辺の意識がちょっと薄いと、発言のチャンスがあればじゃなくて、そこは自分が言わなくてはいけない。私はそういう取り組みを、そういう心意気で取り組んでいただきたい。そうでないと、先ほども言いましたように、今かなり厳しい状況に農業情勢が置かれておりますね。口蹄疫、鳥インフルエンザ、そして新燃岳と、ダブルパンチでなくて、トリプルパンチという非常に厳しい状況なんです。  そこら辺を踏まえて、より一層の防疫体制をとられるように希望いたしておきます。  続きまして、畜産農家の支援ということで掲げておりますが、優良牛の家畜の導入については、毎年かなりの予算を市のほうで組んでいただいております。和牛の繁殖元牛、子牛の導入、そして乳牛の優良牛の導入、そして肥育牛の導入という形でかなりの市の貸付事業で行っておりますね。  実は、皆さん御存じのとおり、昨年の口蹄疫でかなり畜産農家は厳しい状況であります。口蹄疫が発生したために、受精が、いわゆる種つけができなかった期間が約三カ月以上ありましたですね。  そのことが、今になってかなり大きなダメージになってきたわけであります。口蹄疫のいろいろなものが解除されて、競り市が開催されましたですね。幸いにして、子牛の値段もよかったです。出しおくれではあったけれども、売る品物、子牛がいたわけですね。だから、農家の収入としては、ある程度の確保ができたわけであります。  しかしながら、今回のこの受精ができなかったということで、全く収入がなくなる時期が約三カ月から六カ月出てまいります。御理解できると思うんですが、その貸付導入の返済、償還期がちょうど重なる方がかなりおられます。金額的にもかなり大きな金額になると思うんですが、この農家の支援について、何かいい方法はないかなというふうに私なりに考えてみました。  計画的に子牛が生まれて出荷できていれば、返済計画も立つわけでありますが、ちょうどこの返済期になるときに、子牛の出荷ができなかったと。どうしても返済が厳しくなったと。しかし、返済は期限内にしなくてはいけないというのが、これは決まり事であります。  そこで、農家が取る手段としては、それぞれみんないっぱいいっぱいの経営をされておりますので、新たな借り入れはしたくないわけであります。そこで農家がどういう方法を取られるか、おわかりになりますか。ちょっとそれだけを市長に質問をいたします。 ○市長(村岡隆明君)  手放したくない牛を手放すという可能性が出てくるのではないかなというふうに思っております。 ○四番(上原康雄君)  よくわかっておられましたですね。子牛出荷で返済をする計画を立てていたが、その子牛がいない、収入がないと。先ほど言いましたように、厳しい状況の中で新たな借り入れはしたくないということになれば、農家が一番考えるのは、今市長が言われたように手放したくない母牛を処分するわけです。そのことは重大な意味を含んでいるんですね。生産基盤である母牛を手放すことによれば、その場しのぎはできますよ。しかしその次の年からの経営はどうする。極端な言い方をすれば、田畑を売ったのと一緒であります。収入はなくなるわけでありますから。  回りくどい言い方をしますが、単刀直入に申し上げまして、この貸付事業の償還、これを延期してほしい。返済をできれば三カ月か六カ月、できれば私は六カ月ぐらいの延期をしてほしい。そのことによって種つけはおくれたけれども、その時期になれば、子牛がまた生まれて出荷できるんです。これは、市の財政からの持ち出しも必要ないんですね。金は使わなくていいんですよ。できればそういう形の返済の延期というのが可能であるか、ないのか、答弁を求めます。 ○市長(村岡隆明君)  今議員さんが心配されたような、母牛を手放すということがあると、今後のことにも大きな影響が出てくると、私も感じておりますので、今回は口蹄疫という大きな事態で、そういう影響が出てくることが予想されますので、期限を設定しながら、年度を超えてでも償還を延期すると、そういった対応も考えていきたいというふうに思っております。 ○四番(上原康雄君)  今前向きな答弁だというふうに理解いたしましたので、どうしてもこのことだけは検討していただいて、実施をしていただきたい。そうすることによって、次の年の市の財政にもこたえてくるわけでありますから、そういう取り組みを極力取り組んでいただくようにお願いいたします。  それともう一つ、TPPについて、非常に想像もしなかったような形の問題が出てまいりました。このことは、今まで口蹄疫、鳥インフルエンザ、いろいろなダメージを受けてまいりましたが、それ以上の大変な、日本の農業の根幹を揺るがす一大事であるというふうに私は理解いたしております。質疑の中でも質問がありましたが、市長のこのTPPについての施政方針の中の文言で「国の動向を注視してまいります。」という文言が出てきております。質疑の中でも市長が答弁をされましたが、私はどうしてもこの文章を見たときに、ちょっと自分なりに納得がいかなかったわけです。  えびのの基幹産業である農業が大打撃を受けるわけでありますから、これは真っ向から反対しなくてはいけない。もろもろの情勢がある。いろいろな角度から「国の動向を注視してまいります。」という、できればもう少し強い形の文章が出てきてもよかったんじゃないかなと。  もちろん、質疑の答弁の中でも、これには反対だというような発言をされていますので、私も一番それが正解だと思います。できれば、こういうところでもう少し強気の発言が出てもいいんじゃなかったかなというふうに思っておりますが、質疑の中でも何回も答弁を聞いておりますが、もう一回市長の思いをお聞かせを願います。 ○市長(村岡隆明君)  TPPについての、施政方針の中での文言のことにつきましては、やはり一自治体としては、国の政策に対して反対だというのは、はっきりはちょっと施政方針の中に示すのは、いかがかなと思いましたので、注視するという形で記載をさせていただきましたが、その対策については、これまでも答弁しているように首長でありますとか、西諸の皆さん方と、国会議員とも力を合わせて、働きかけを今後もしていきたいというふうに思っております。 ○四番(上原康雄君)  市長の意思の確認はできました。このTPPについては、いろいろな記事が載っておりますが、これは農業共済新聞の中に出ておったわけですが、自由貿易で輸出企業がもうかることが必ずしも国民の利益とはならないと。米国と自由貿易協定、いわゆるFTA、これを締結してグローバル化を進めた韓国について、輸出企業はもうかったものの、国内の失業率は、一五%になった。そして貧富の差は拡大したと指摘をされています。これは何を意味するか、市長もよくおわかりだと思います。  もう少しわかりやすく説明する文章が米を例に取り上げてあるわけですが、このTPPによって関税がなくなった場合は、六十キロ当たり三千円前後の米が外国から入ってくるわけです。六十キロで三千円ですね。国内の米価は、御存じのとおりわかっておられると思いますが、三十キロ換算で、昨年は二等米が出たとき四千円だったですね。これで六十キロでやはり七千円ぐらいになりますよ。それでも六十キロで三千円の米が入ってきたら、どうしようもない。やっていられない。現実にそういうことが起こり得るわけです。  農産物の輸出や農地の集約で、外国に対応できるというTPPの推進派の主張もあります。しかし、農業は、いわゆる机の上、机上のきれいごとで片づけられる問題じゃないんです。最も大切なことは、食料主権だと思うんですよ。これを放棄すれば、私は国は滅ぶと思うんです。それぐらい重大な問題だと思うので、できれば市長も議員時代から二十一世紀は地方の時代だということを何回も発言をされたことを私も覚えておりますので、できれば、地方からこういう声を大にして、一つの行動を起こしていくのが一番いい方法だと思います。何らかの形でそういう考えはあられるか、市長の見解を求めます。 ○市長(村岡隆明君)  これまでも西諸の二市一町の首長で要望書を提出させていただいておりますし、地方は同じような思いではないかなと。どこの地方も農業を中心に進んでいる自治体は同じような考えを持っていると思われますので、そういった連携もとれるところでとっていきたいというふうに思っております。 ○四番(上原康雄君)  このTPPのことについては、今からまだいろいろな動きがあると思います。できればえびのの基幹産業である農業に対する一大の危機でありますので、前面に立っていただいて、反対という形の動きをしてもらうようにお願いをいたしておきます。  続きまして、行政改革について入らせていただきます。  職員の異動時期が迫ってまいりました。職員配置の適正化については、過去何回となく質問させてもらっております。適材適所、これによって職員意識の改革、勤労意欲の向上につながるというふうに私はいつも理解をいたしております。何回となく質問してまいりましたが、この職員配置について、事前協議、各課所属長とのヒアリングの重要性を何回となく発言をしてまいりました。  そこで、市長にお尋ねいたします。このことについて、市長はどのような見解を持っておられるのか、お聞かせ願いたい。 ○市長(村岡隆明君)  人事配置につきましては、当然適材適所、どれぐらいのキャリアがあるのか、余り一カ所に長くいないように、そういったことも配慮しながらも、当然ヒアリング、担当課、総務課長が中心になってつくっていきますけれども、自分の思いと、あとは各担当課の課長さんを含めて、ヒアリングを十分しながら、調整をしていっておりますし、そういった内示を出してから遺漏のことがないように、ヒアリングを十分することが大事だというふうに考えております。 ○四番(上原康雄君)  これも何回となく、質問したのでくどくは申しませんが、一つだけ確認をさせていただきます。  今市長のほうが発言をされましたですが、事前協議、各課長、所属長との全課長、所属長とのヒアリングをされますか。 ○市長(村岡隆明君)  今総務課のほうで全課長とのヒアリングを進めております。昨年御提言等もございました。実際の直接事務に当たっている職員と、市民の方々との関係、そういったことも十分配慮して、ヒアリングの中では、そういった情報が吸い上げられておりますので、そういったことも十分、判断材料の中に入れて配置を進めていきたいと思っております。 ○四番(上原康雄君)  そういう形でとらえていると、ヒアリングの重要性をわかっておられるということで納得しましたので、そういう形の動きがあることを信じまして、この職員配置の適正化については、これで終わります。  続きまして、教育行政についてであります。  飯野高校の存続についてであります。市内唯一の県立高校であります飯野高校が存続の最大の危機が迫っております。そのような中で、飯野高校を守り育てる市民の会というのが設立をされました。十二月八日に県に要望書の提出をされております。そこまでは私もわかっておりますが、その後、どのような活動をされているのか、御説明をお願いします。 ○市長(村岡隆明君)  飯野高校を守り育てる市民の会、この会につきましては、年末に県の教育長と前知事になりますけれども、知事のほうに直接要望書を手渡させていただいたところでございます。  年度内のその後の活動については、現在のところ行っておりませんが、新年度予算化も行っておりますし、四月に入りましたら、当然構成メンバーもかわりがありますし、県のほうも職員の異動等があると思いますので、新年度に入ったら早速、またこの市民の会を開催して、市民の会でできること、そして当然県への陳情等も早急に行っていきたいと思っているところであります。 ○四番(上原康雄君)  ここで私が言いたいことは、この前、県のほうに年末に要望書を出されましたが、その後のいわゆるそれが一の矢ですね、二の矢、三の矢の活動をしていかなくては、あれでもう終わったのかと、要望書が来たけど、その動きが何か見えて来んなと、地元の熱意はどうなのかという形で絶対県のほうが判断すると思うんです。  そこで、一言提言をさせてもらいますが、二の矢、三の矢のことです。市民を挙げての署名活動、また庁舎内に飯野高校存続運動という形の横断幕でも掲げて、もう少し意思表示をしなくてはいけない。全体で取り組まなくてはいけない問題だと思うんですが、そういう考えがあられるかお聞きをいたします。 ○市長(村岡隆明君)  第一の矢というのを一回、十二月の終わりに放ったわけですが、これは協議会の答申が二月ぐらいに出されるということで、その答申の中に地元の熱意を何とか伝えたいということで、何とか年内にこういった組織をつくろうということで立ち上げたところでございます。  現在は、県の教育委員会のほうで検討を進める形になっておりますけれども、教育委員会のほうに聞くと、二十三年の終わりぐらいをめどにパブリックコメントを出したいと。多分ことしの十一月ぐらいには教育委員会の考えがまとまるのではないかなと思っておりますので、具体的な今議員から提案がありました署名でありますとか、当然必要になってくると思いますので、四月に集まったときに、そういったこともお願いしていきますし、この守り育てる会の中で、ただ単なる陳情の団体ではなくて、各組織がどういうことができるのか、それに予算化が必要であれば、当然六月議会でありますとか、そういった議会での提案になってくるというふうに思っておりますので、陳情活動等も、四月に入ったら、この守り育てる会の中で提案をいたしまして、年末の教育委員会の結論が出る前にいろんな働きかけをしていきたいというふうに思っております。 ○四番(上原康雄君)  今、市長の答弁をいただきました。判断をする時期が年末に来ると、その前に何らかの行動をしなくてはいけないということは、共通の意見でありますので、先ほど言いましたような取り組みを進めていただくようにお願いをいたしておきます。どうしても、この飯野高校の存続は続けなくては、大変なことが起きますので、そういう形の取り組みをされるように強く要望いたします。  続きまして、学校運営協議会につきまして、少しだけお尋ねをいたします。  質疑の中で、このことについては、同僚議員が質問されました。一つだけ確認をさせていただきます。この会のメンバーの人数、また選出についてであります。各学校単位内での人数はどうなっているのか、三十人と三十七人という数字が出てまいりましたけれども、これは各学校での対応だと思うので、できればその配分等がわかっておられればお示しをいただきたい。 ○教育長(萩原和範君)  各小中学校、人数等がばらばらでございます。詳細については、学校教育課長をして答弁をいたさせます。 ○学校教育課長(杉元真一君)  協議会の規則の中で、委員を十名以内と定めております。それで予算のほうに掲げておりました方も含めまして申し上げます。  飯野小学校十名、うち八名を費用弁償の必要な方と見ております。上江小学校九名、うち七名が外部の方。加久藤小学校十名、うち八名が外部の方、真幸小学校十名、うち八名が外部の方。岡元小学校八名、六名が外部の方の予定でございます。  飯野中学校十名のうち八名が外部の方。上江中学校八名のうち六名の方が外部。加久藤中学校十名中八名を外部の方。同じく真幸中も十名中八名を外部の方と今のところ考えております。 ○四番(上原康雄君)  どうしてもそのことがこの前の質疑の中で理解できなかったので、今回質疑の中で今確認をさせていただきました。納得をいたしました。  このことにつきましては、会の位置づけ、権限とかいろいろ質疑の中で説明をいただきましたので、いい形でこの運営協議会が動いていくように、そして学校の運営がスムーズにいくように取り組んでいただきたい、そのようにお願いをいたします。  もう一つ、親育て講座について質問させていただきます。  この講座の内容については、大体私も理解はしているんですが、このいわゆる子育てに自信のない親、悩みを持っている親御さんがかなり多うございます。親の意識の改革をしないことには、非常に子どもの教育は厳しい状況にあることも、学校現場でもそういう意見が出ていることも事実であります。この親育て講座について、市長はどのような見解を持っておられるのかお聞きをいたします。 ○市長(村岡隆明君)  議員さんと同じ認識を持っておりまして、子育てをするお母さんたち、お父さんたちが大変苦慮されていると。子育てに悩んだり、そのことにすら気がついていらっしゃらないお母さん等もいらっしゃるんじゃないかなと。家庭教育等でも家庭教育学級等を通じてこれまで取り組んでまいっておりますけれども、もう少し底辺を広げる必要があるということで、大変重要な政策だというふうに感じております。 ○四番(上原康雄君)  今市長が言われたとおりだと思うんですが、もう一つお聞きしたいのは、講座の内容がわかっておれば、少しだけ質問をさせていただきます。 ○教育長(萩原和範君)  短くということでございますので、二十年度から新たに親育て講座を実施したわけでございます。来年度につきましては、新規事業といたしまして、若いうちから未婚の若者を対象としました青年講座、そして結婚について、子育てについてなど、親になるための学習を予定しております。 ○四番(上原康雄君)  短くと言って、余りにも短かったような感じもしますが、私がそのように発言を求めましたので、理解いたします。  この親育てという意味が、非常に含みのある、私は親育てという言葉は非常にいい言葉だと思っていますので、今の社会情勢を見たとき、どうしても親の意識を変えていかなくては、そのことによって子どもが犠牲になるわけでありますので、親の意識改革を進めるためにも、この親育て講座の十分なるいい形での活動、取り組みをされていくようにお願いをいたしておきます。  ちょっと時間配分が押し迫ってまいりましたので、次に入らせていただきます。  生活環境についてということで、美化センターについてであります。このことについては、私は二十年六月議会の中で質問させていただきました。  市外からのいわゆるごみの受け入れ、そのとき高原町、旧須木村からの受け入れをするということで説明を受けました。私はその受け入れをすることで、施設の延命化はどうなるのかと質問したことを、市長も議員時代だったと思いますが、覚えておられると思います。そのときの担当課長の説明では、この受け入れをすることによって、それだけの利益が出てくると。それでその施設の延命化、修繕料とかもろもろの経費は出てくるというような発言をしておられますが、結果的には、そういう結果が出てきていないわけです。修繕料という形で補正予算もかなりの金額を組まれているのも事実であります。  また、市側に言わせてもらえば、このことはちょっと最終的に協議が足らなかったんじゃないかなと。安易な形で受けたんじゃないかなというようなとらえ方もしております。時間がありませんので、これからのことについて、一言だけお願いしたいというか、要望を伝えておきます。  いわゆる小林、高原のほうがこういう施設をつくらない限りは、やはりこの状況は続くんじゃないか。であれば、どうしてもその施設の建てかえをしなくてはいけない。更新をしなくてはいけない。かなりの莫大な予算だと思うんですね。十億単位のお金だと思います。  私が言いたいのは、それをこの次、建てかえをするときに、小林、近隣の市町村がそういう施設をつくらないのであれば、西諸広域の考えで、そういう施設は逆につくったほうがいいんじゃないかと。えびのだけでそれをすることには、かなり無理があると。財政状況にかなり大きなウエイトを占める金額が出てくるので、できればそういうような考えもあってもいいんじゃないかなというふうに思うんですが、市長はどのようにお考えかお聞かせを願いします。 ○市長(村岡隆明君)  現在につきましては、今回予算に上げさせていただいております精密機能検査等業務委託料、これで修理をどの程度していけば延命化が図れるのか、建てかえの時期はいつなのか、小林のごみを受け入れることができるのか、そういったことを十分調査して、今の施設をいつまで使えるのかということも正確に出していきたいと思っておりますし、いずれ建てかえの時期が来ると。そのときには当然、西諸広域等での取り組み、そういったことも現時点でも首長さんとは話は出ておりますが、まだこの調査を終えて具体的に今の美化センターがいつまで使えるのか、そういったものが出た時点で、そういった協議の場にはまた乗せていきたいというふうに思っております。 ○四番(上原康雄君)  いずれにしても、そういう時期が来ることは事実でありますので、いろいろな形で協議をされて、一番いい方向性を示していただきたい。先ほど私が提言をしましたけれども、そういうことも一つの選択肢ではないかというふうに思っておりますので、御検討をよろしくお願いいたします。  続きまして、六番目の新燃岳の問題についてであります。時間がなくなりましたので、少し早口でしゃべらせていただきます。  予想もしなかった自然災害が起き、非常に甚大な被害が出ております。高原町、小林、都城方面にはかなりの被害が出ております。これから先、風向きによっては、えびの市の被害も非常に危惧されるわけであります。  そこで、安全対策について、一言だけ質問させていただきます。  前回の小林地区のその地区にかなりの被害が出ました。私も現場を見に行かさせてもらいましたが、噴石は私が想像した以上の大きいものが落ちておりまして、かなりの被害が出ておりました。  そこで、一番先に思ったのが、登下校の時間じゃなくてよかったなと、通学時の時間じゃなくてよかったなというふうにまず最初に思ったわけであります。  そこで質問であります。このえびの市に風向きが変わった場合の安全対策として、今言いました登下校時の安全対策について質問いたします。もちろん、高原、都城あたりも通学時のヘルメットの着用とか、いろいろな形の準備がされております。そういう準備ができているのか。  それと、私が一つ提言をさせてもらいたいのは、避難所の問題、通学路の、私もちょっと時間がありましたので回ってみたんですが、通学路の避難所に一番いい適切な場所がかなりあります。といいますのは、高速道路のガードです。トンネル式になっております。ボックス式になっております。これが通学路のところにかなりあります。これを有効に利用していただきたい。かなり頑丈なつくりでありますし、一番安全性が高い場所だと思うんです。そういう形を踏まえての安全対策をどのように考えておられるか、答弁を求めます。 ○学校教育課長(杉元真一君)  一月二十六日の噴火以来、二月、三月の定例校長会、また二月中旬には臨時校長会を開催いたしまして、教育委員会からいろんな通知等を出し、学校との連携を図りながら安全対策に努めてまいってきております。  議員さん、御質問のありました噴石の対策といたしましては、ただいま児童生徒用の防災用のヘルメットを発注しておりますので、なるべく早い時期に学校のほうに、児童生徒のほうに貸与をしていきたいというふうに考えております。  また、登下校時の安全の確保でございますけれども、学校における緊急避難体制、もしくは児童生徒の健康管理等は、具体的に徹底した指導を図るようには指導しているところでございます。  また、御提言がありました高速道路等の緊急避難場所の確保、それから事前の下見、それ等につきましても、今御提言がございましたので、具体的に学校のほうに指示していきたいというふうに思っております。 ○四番(上原康雄君)  時間がまいりました。  もう一つ、物産館についても質問事項を挙げておりましたけれども、後の同僚議員の方がこのことについては、質問をされているのでお任せをいたします。これで私の一般質問を終わります。 ○議長(溝辺一男君)  しばらく休憩します。                     休憩 午前 十時四十五分                     開議 午前 十時五十五分 ○議長(溝辺一男君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、三番北園一正議員の発言を許します。北園一正議員。 ○三番(北園一正君)  それでは、今期定例会一般質問をさせていただきます。  通告では、平成二十三年度の施政方針についてから、火山噴火対策、中山間地域等創造支援事業、県立高校の問題など、四項目について通告をいたしておりました。  施政方針については、質疑の中で多くの議員の方が市長のほうに施政方針を質疑をされまして、大分出尽くした感じがしますが、ちょっと議論が残されている点もございますので、質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  まず、施政方針の中で、いろいろ区分がございまして、行政改革の財政についてお伺いをしたいと思います。  今回提案されております平成二十三年度の一般会計当初予算が一百二億八千五百万円、特別会計として、国保会計が三十六億九千七百三十九万四千円、あと後期高齢者医療、介護保険、観光特別会計を合わせますと、総額一百七十二億七千三百三十三万七千円、そして合わせまして、企業会計として、これは歳出ベースですけれども、水道関係が六億二十万円、病院会計が十億五千九百六十万三千円、合わせまして、全体の市の予算が一百八十九億三千万円余りという多額の経費をもって向こう一年間のえびの市の行政をつかさどっていくわけですが、その中でも、一般会計では、自主財源が二七・九%、依存財源が七二・一%の説明を提案理由の中でも説明をしていただきました。  中でも、市税が四千五百十一万円の減、繰入金が一億三千八百六万九千円の増ですね。市債が七千一百七十万二千円の増ということで、非常に厳しい財政状況の予算編成だと思いますけれども、市長は、この予算編成に当たって、一番どのような方針をもって予算査定に当たられたか。そしてまた、今回の補正予算についての目玉と言いますか、市民に訴える予算というものはどういうものがあるかお聞かせを願いたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  平成二十三年度の当初予算の財政にかかわる部分の考え方でございますけれども、施政方針の中にも述べさせていただいておりますけれども、危機的な状況は脱したとはいえ、非常に今後とも公共施設の建てかえの時期等も来ておりますし、緊張感を持って予算編成を組んでいかなければならないと。財政規模に応じた事業をしていく。将来世代に多額の負担をかけないようにということで、指示をしているところでございます。  財政的な基盤がこれまでどおりに担保されることが一番市民サービスを提供できる基盤になると思いますので、その点は指示をしたところであります。  また、今年度の大きな柱としましては、ある程度攻めの政策も企業誘致でありますとか、定住促進でありますとか、そういった地域の活性化でありますとか、これまでにない取り組み等も行いながら、市民の皆様と協働のまちづくり、市民の皆さん方も何とか活性化していただいて、一緒にまちづくりをスタートしていきたいというふうな形で政策がちりばめられているというふうに思っております。 ○三番(北園一正君)  ただいま市長のほうから、非常に厳しい予算編成であったと。そしてその中でも施政方針の中の一ページですかね、緊張感をもって財政運営に当たりたいということで示されておるわけですが、きのう、おとといの質疑の中で、ちょっと疑問点がありましたので、そこら辺を詰めさせていただきたいと思います。  新年度の予算については、多くの議員があらゆる角度から質疑をなされ、提案された予算の中で、議論をされたわけですが、議論を聞いて、質疑を聞いてみますと、本当にこの予算編成に当たって、十分庁内で議論されたか、そして精査された予算編成であったかということを、ちょっと不安になる点がございます。  いろいろ質疑の中でも問題がありましたように、予算計上に当たって、きのうも大分議論がございましたけれども、地域活性化の事業、非常に多くの経費を投じて、果たして本当にえびの市にマッチする、そしてまた将来的にこれがえびの市のために活性化につながるかという不安を持っての質疑がなされました。  そのほか、公民館の建設事業、これについても予算は四百万円計上されていますけれども、これについては、まだ建設場所について、建設を希望する地区も全く上がっていないというような、四百万円の多大な予算の計上。  質疑の中で申し上げましたけれども、やはりこの公民館建設というのは、非常に難しい事業です。当然地元の負担を伴うわけですから、そう簡単に地元のほうがまとまって市長の、市のほうに補助申請がなされる性格のものではない。ある程度ソフト面的なものであれば、希望的な観測で予算編成ができると思いますけれども、市長の私に対しての質疑の答弁の中では、ややもすると、希望的な観測の答弁をいただいております。そこら辺の詰めの甘さといいますか、そこら辺があると考えております。  そして、嘱託員報酬の問題、これについては、いろんな賃金の支払いの規定があるにもかかわらず、ピシャッと整理されないまま単価が計上されております。これは、当然新年度になって新しく規定なり規則なりを設け、ピシャッとした形で、これは支出、契約をしていただきたいと考えております。  そのほか、所管の中でございましたので、質疑はできませんでしたけれども、説明資料を見ていただきたいと思いますが、一百三十五ページ、一般会計の観光、いいです、私が説明いたします。商工関係の中で、焼き肉スタジアムの一百万円の助成という項目があったと思います。これについては、去年も実施されておった事業でございますが、この財源をひも解いてみますと、いろんな口蹄疫基金の積み立ての条例をつくり、そしてその中から、現金の配分の中で、それに積立金をして、また予算書を新しい予算の中で、新年度のこういう予算を繰り出してするということで、この義援金の中から一百万円の焼き肉スタジアム、これは当然去年は、実施されて成功になったということは、それはそれで一回でいいんじゃないでしょうか。義援金そのものは、やはり義援金をされる方は、畜産関係、経済のほうの復興もあるんでしょうけれども、なぜ二回も同じような催しをしなくちゃならないか、非常に私は疑問に思うわけです。  きのうも出ましたけれども、消毒の機械等について補助があって、今後の防疫体制に努力をしたいということで、既に自分たちが自主的に器具等を買って、消毒機械を買った人には、さかのぼっては支給はできないというような答弁もされております。そういったような面で、この義援金の使い方、やはり本来ならば、畜産農家のために使っていいんじゃないかと考えております。  そうしますと、やはり本来の義援金のあり方、義援金の使い道、本当に義援をしていただく、本当のその方の心が焼き肉大会というようなイベントに、それはそれなりの効果があったと思いますけれども、二年も続けてしなくちゃならない復興対策なのか、私は疑問に思うわけでございます。  そのほか、いろんな説明書を見てみますと、単価の問題等も、余りにも十分精査、審議をされていない形跡が多々あるわけです。そういったことを今御説明申し上げましたけれども、市長が掲げておられます緊張感を持って予算査定に当たる、予算査定に当たるということは、予算査定の始まった段階からですから、そこら辺は、私が今述べましたけれども、市長の見解を伺いたいと思います。
    ○市長(村岡隆明君)  現在御指摘をいただいたところに関しましては、十分に説明が届いていないのが一番の原因じゃないかなと思っております。予算編成に関しましては、当然緊張感を持って組んでおりますし、今の焼き肉スタジアムの件に関しましても、県に集まった義援金の中で、直接農家の皆さんに配分をさせていただいた部分もございますし、今回の部分に関しましては、県のほうから経済復興のために使うということの条件でえびの市のほうに下りてきておりますので、この分に関しては、経済復興、イベント等のほうに使うということで、基金を積んでおりますので、義援金を出していただいた方の農家の皆さんへの思いというのは、農家の皆さんに直接配分した分で届いているのではないかなと思っておりますし、地域活性化のアドバイザーでありましたりとか、応援隊につきましても、この方々が地域の活性化に尽力をしていただくというふうに確信を持っておりますので、特別交付税の対象にもなりますし、有効な策じゃないかなというふうに思っているところであります。  また、基地対策の嘱託員に関しましても、そういった特別な事情を勘案しますと、市内での人材の確保が難しいということで、要綱等を定めて金額については、決めておりますので、そういった形で提案をさせていただいているところでございます。 ○三番(北園一正君)  今市長のほうから答弁をいただきましたが、これも先ほど申し上げましたように、多くの議員の質疑の中から感じたことでございます。やはり、冒頭申し上げましたように、一百八十億円ぐらいの予算を一年間で運営するわけですから、市長が信念を持って確固たる意志を持って、担当等に指示をされまして、有効な財政運営ができますようにお願いいたします。  関連でございますけれども、病院関係の質疑ができませんでしたので、施政方針の中に出ておりますが、病院については、独立採算制の健全化ということでございますけれども、いろんな予算書の歳入歳出を見てみますと、予算が十億円以上あるわけですけれども、その中に一億四千七百十五万七千円の負担金、補助金、出資金がございます。これは毎年度同額の一般会計からの支出になっておりますが、やはりこの行政改革の視点から考えますと、非常に課題の多い病院経営かと思いますけれども、病院経営に対する市長の基本的な姿勢を示してください。 ○市長(村岡隆明君)  これも施政方針の中にも書かさせていただいておりますけれども、公立病院改革プランやえびの市市立病院財政健全化実施計画、これを基本に基本的には独立採算を目指してやっていただきたい。これまでもうちの市立病院については、改革は大分進んでいるのではないかなと思っておりますが、現在医師不足等もありまして、歳入の確保がなかなか難しい点もございまして、医師の確保を優先させていただいておりますが、独立採算、当然行政改革、そういった点も今後とも緊張感を持った病院経営というのは、やっていただきたいと思っているところであります。 ○三番(北園一正君)  そこで参考までにお尋ねしたいと思いますが、これは課長でよろしいかと思いますけれども、今申し上げました病院に対する一般会計からの補助金、負担金、出資金については、民間病院の運営であった場合は、ほかに何かこういう国・県なりからの補助金、出資金というものがあるんでしょうか、お尋ねします。 ○財政課長(馬越脇浩君)  病院事業におきましての一般会計からの出資金、補助金それぞれあるわけですが、これにつきましては、普通交付税、あるいは特別交付税の算入対象分をすべて出しております。いわゆるルール分と言われるものでございまして、大分以前ですが、営業助成を一部行っていた時期はございましたが、ここ数年はルール分だけを出しております。水道会計に関しましても同じでございます。  それと、これが民間病院であった場合ということですが、いわゆる公立病院への地域の医療を確保するという目的で、普通交付税、あるいは特別交付税で算入されておるわけですから、これはあくまで予想でございますけれども、民間病院でしたら、そういう措置はないのではないかと思います。 ○三番(北園一正君)  恐らく今課長のほうから説明がありましたように、当然民間病院については、こういった補助はない、それぞれ企業努力で病院を運営されると思いますので、市長が申されました市立病院についても、独立採算制が最終的な目標だと答弁をいただきましたので、ぜひこれも行政改革の一環として、真剣に取り組んでいただきたいと思います。  それから、行政改革の一環の二ページでございますけれども、一番下のほうに職員の意識改革と人材育成を図るために、人事評価制度の導入に向けた取り組みということでございます。  これについては、平成二十二年度の当初予算で二百三十六万五千円計上されまして、いろんな口蹄疫が発生して執行ができないということで、二十三年度に繰り越しをされております。これについて二十三年度で実施されると思いますが、この実施の時期というものは課長、いつごろ考えていらっしゃいますか。 ○市長(村岡隆明君)  人事評価制度導入の時期につきましては、担当課長をして答弁をいたさせます。 ○総務課長(上加世田章人君)  人事評価制度の制度構築につきましては、四月になりますと、実際に委託会社と協議に入っていきたいと思っております。 ○三番(北園一正君)  人事評価の件については、市長の就任当時、私もちょうど初めて議会の一般質問をさせていただいた、初めての質問の中で、二十一年十月の議会だったんですが、果たしてこういったような制度が必要なのかということを質問しましたところ、市長は、企業経営者、研究者などの民間人を入れた昇進審査委員会を設置して当たりたいという答弁をいただいておりますが、市長もやがて就任されましてから一年半になります。就任された当時と、一年間課長を初め職員の皆さんと行政に当たってこられたこの期間で、やはりこの制度が必要であると今でも考えていらっしゃいますか。 ○市長(村岡隆明君)  人事評価制度については、いろんな不安の声も確かにございます。この評価の仕方がマイナス面にあらわれるとなんにもなりませんので、十分時間をかけて、この評価がプラスの方向に当然進んでいくように、慎重に進めていきたいと思っております。 ○三番(北園一正君)  ちょっと私の質問に答えてもらっておりませんけれども、市長が就任されまして、先ほども申し上げましたように一年半たちました。その間、口蹄疫等の関係、いろんな行政でも難題を抱えて市長以下一丸となって対応していただいたわけですが、本当にそうしますと、外部委員、民間人が入って果たして職員の査定をどうするかということ、そこら辺は市長の考えはどうですか。 ○市長(村岡隆明君)  直接外部の方が実情を知らない個人の職員を評価するというのは非常に問題もあるというふうに思っておりますが、外部の目というのは、評価の中身であったりとか、直接的な個人的な評価というのは、やはり内部のほうで進めていくべきだというふうに思っております。 ○三番(北園一正君)  この人事評価の制度については、全国的にも新しい制度といいますか、多くの自治体で取り入れられておるようでございます。  しかし、その人事評価の制度に実施に当たっては、外部に委託をして実施するというのはごくわずか。内部でちゃんと人事評価制度というのを設けまして、実施されているようでございますので、この取り扱いについては、再度庁議等、そしてまた担当課長等の意見を聞いていただいて、実施をしていただきたいと思います。  続いて、二番目の項目の産業の振興という形で、マニフェストについては四ページ、農業関係についてお尋ねをしたいと思います。  先ほど、えびの市総合農政連絡協議会については、立ち上げたばかりで、なかなか前には進んでいないようなという感触を受けたわけですが、これについては、また早く濃密な会議が進められて、やはり所管の連絡協議会の趣旨が徹底できるように一日も早くまとめていただきたい。そしてえびの市の農政の方向を決めていただきたいと思いますが、私はこの新規就農と、それから農地の利用ということで、えびの市にあった事例を参考にして、市長、畜産農林課長にお伺いしたいと思いますが、市内に起こった事例と申しますと、お父さんはえびのの出身ですね、祖父がえびのに在住で、宮崎にお父さんが就職されて、そこで誕生された青年です。  その方がえびの市のほうの実家が、もう祖父も祖母も亡くなられて、農地だけが残ったという形で、自分の宮崎の会社をやめて、両親の地元に帰って農業をしたいということで、現在取り組んでおられますけれども、まだそういったときに、まだ若い青年ですから、果たして営農指導とか、いろんな新規就農に対しての資金の問題とか、どうすればいいかと非常に迷っていらっしゃいます。  就農については、いろんな新規就農の制度等もございますけれども、まだ十分個々の市民には伝わっていない。特にまた、市外から転入して農業を実施したいという方は、非常にわかりにくいといいますか、非常に心配なことが多いようでございますが、今市でこういったような問題について、どういったような取り組みをしたらいいか、する予定なのか、説明をしていただきたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  新規就農者の対策については、そういった具体的に今困っていらっしゃる方等のお話もお伺いしているところでございますし、私としても早くこの政策を打っていきたいと。県のほうの助成であったり、現在も助成事業がございますけれども、十分に伝わっておりませんし、えびの市独自のこの新規就農者に対する政策というのも、現在は持ち合わせていないところでございまして、先ほど議員さんおっしゃいましたえびの市総合農政連絡協議会、これが三月二日にようやく立ち上げることができましたので、この中の担い手生活部会、この中でも新規就農者対策というのを取り組んでいただきたいということで、四月に専門部会を開き、五月、七月で農家の方との意見交換などをしながら、課題を抽出して、八月から十一月には、具体的な事業化の検討、予算化の検討ということで、新年度には何らかの形が見えてくるのではないかなと期待をしているところであります。 ○三番(北園一正君)  ちょっと前後になりますけれども、この新規就農という定義ですね、お尋ねしたいと思いますが、やはり農家については、俗に言う跡取りの方、そして今先ほど説明しましたように、純然たる市外から転入されて就農される方、この新規就農という定義はどういったとらえ方をされているか。そしてまた、その定義の中で、近年えびの市に新規就農された方は何名いらっしゃるか、わかっていらっしゃれば説明していただきたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  新規就農者に関しましては、当然跡取りの方も含めて、市外からの方も考えておりますが、積極的に市外からの方も含めて取り組んでいきたいというふうに思っております。  新規就農者の現状につきましては、担当課長をして答弁をいたさせます。 ○畜産農林課長(吉留伸也君)  先ほど市長のほうからも答弁がありましたとおり、新規就農につきましては、新しく農業を始められる方、それから後継者で就農される方、新しく就農される方については、業種を転換される方、あるいは移住される、Uターン、Iターン、Jターン、そういった方がいらっしゃると、広い意味で解釈しているところであります。  ただ、御相談される方につきましては、農地の問題であったり、施設の問題、あるいは資金の問題、販路、出荷先、それから住居、生活費、あるいはそういう技術的なものがあるかどうか、そういったいろんな要件がございまして、中には全くない方も相談にみえることもありますし、後継者の方もいらっしゃったり、いろんな相談を受けているところでございます。  具体的には、普及センターなり、農業委員会、こういったところと連携しながら対策をとっているところでございますけれども、現在の新規就農の就農状況については、ちょっと手元に資料がございませんので、また後ほどお答えさせていただきます。 ○三番(北園一正君)  今課長のほうから説明がございました。やはりこの新規就農という形については、貴重な人材なわけですから、やはり本当に全庁を挙げて、もちろんJA等関係の機関と、十分協議をしていただいて、せっかく農業につきたいという若い人たちの希望をかなえていただくようにお願いをしたいと思います。  もう一点の事例ですけれども、農地利用についてでございます。これについては、農業委員会の関係だと思いますけれども、やはり総合農政の中ですのでお聞きをしたいと思いますが、事例といたしまして、えびの市内のニンジン農家です。その方が相当規模拡大をされて、ニンジンの栽培、専業をされているわけですけれども、やはり土地、耕作地の拡大について、えびの市の対応について、何か疑問を持っていらっしゃるか、うっぷんを持っていらっしゃるか、何か憤慨されていらっしゃる言葉が返ってきましたので、あえて申し上げますけれども、やはりえびの市は余りこういったような規模拡大とか対応してもらえない。どうなっているんでしょうかと。私は、そういう関係で、どうしても市があてにならんもんだから、隣の小林の農業委員会に相談に行って、東方地区、生駒地区の土地をちゃんと農業委員会のあっせんによって、契約に立ち会いまでしていただいて、規模拡大をしてニンジン栽培をしている。  本来ならば、えびの市でそういう栽培をして、通勤農業になりますから、非常にロスも多いし、やはりえびの市で実施したいと、その中で、若い青年を一人雇用して、また季節的には、五、六人作業員の方を雇用してしているんだけれども、どうしてもえびの市の取り組みが甘いというような言葉を私に投げかけられたわけですけれども、この対応についてどうでしょうかね。 ○市長(村岡隆明君)  実情につきましては、把握をいたしておりませんけれども、職員の対応の悪さが原因で小林のほうに農地を確保されたということであれば、大きな問題だと思っております。 ○三番(北園一正君)  職員の対応というよりも、いろいろ私もその件で農業委員会に行って、いろいろ調査をしてみますと、今いろんな嘱託員とか予算を組まれて農地の荒廃地の調査とか、土地利用とか、そういったものをいろいろ準備をされていらっしゃいますけれども、非常にえびの市の取り組みがおくれているということなんですよ。  やはり、農業振興、規模拡大を図るためには、やはり市長のほうからも、また農業委員会とも十分協議をされまして、早くこの土地利用とか、賃貸借契約とか、そういう業務が市民にもわかりやすく、また納得のいく行政指導ができるように、要望していただきたいと思いますが、どうですか。 ○市長(村岡隆明君)  政策的におくれている部分があるということであれば、早急にそこは進めていかなくてはいけないと思っております。 ○三番(北園一正君)  それでは、施政方針の中にもありました都市基盤整備事業についてお伺いをしたいと思います。  都市基盤の整備については、市道、農道、それから市営住宅の改修等で計画をなされておりますが、やはりこの都市基盤というのは、えびの市の行政の根幹をなすものでございまして、道路の整備、上水道の整備、下排水の整備とか、いろいろ都市基盤の整備はあるかと思いますけれども、平成二十三年度の予算の中の工事請負費が本工事費で七億九千六百八十八万八千円、しかしそのうち、三億三千一百六十万四千円、これは無線放送施設、これは当然市の業者はできません。特定な専門的な業者が入って仕事をされるようですが、実質工事請負費というのが、当初予算で四億六千五百二十八万四千円になります。  そうしますと、一般会計の中、一百億円ちょっとの中で、割合を見てみますと、四・五%ですね。そういった非常に低い公共整備ですけれども、どうでしょうか、いつも私はやはりこの公共事業をある程度見込んでえびの市の活性化、そして雇用の場というのを続けていただきたいという要望もいたしておりましたけれども、十二月の議会の予算編成等についても、その辺をお願いをし、また要望もいたしましたが、どうでしょうか、基本的な考えはどうなんでしょうか、市長にお伺いをします。 ○市長(村岡隆明君)  公共工事につきましては、一番最初の御質問の中にありました財政基盤をきちんと守るという中での取り組みということになってくると思います。  確かに市内業者の活性化、公共工事を出すことで市内業者の活性化につながっていくということは認識をしているところですが、財政基盤とのすり合わせをする中で、どうしてもこういった面が少なくなってきていると。  ただ、二十二年度の当初と比べれば、若干はふえているのかなというふうには考えているところであります。 ○三番(北園一正君)  そうですね。今健全財政と公共投資ということは、ややもすると、相反することになるかと思いますけれども、そこでお尋ねしたいと思いますが、えびの市の基金の中には、公共施設等整備基金、残高が五億五千三百三十一万七千円ございます。こういったような公共施設等基金の規則というか、取り決めというか、財政課長でよろしいですので説明をお願いしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  公共基金の取り崩しの状況については、担当課長をして答弁をいたさせます。 ○財政課長(馬越脇浩君)  まず、一点目でございますが、公共基金条例に基づきます使い道と申しますか、目的ですが、雇用、もしくは公共の利益のために供する施設、いわゆる公共施設などと申し上げますが、これらにかかる整備及び充実を図るため、積み立てるものとするということで、現在先ほど申されましたように、残高があるわけでございます。  今現在、二十二年度末の現在高見込みで資料に記載されております五億五千万円ほどございます。 ○三番(北園一正君)  そこで今御説明がございましたように、公共施設等を整備する際に、基金として積み立て、そしてそれを活用して整備するんだという財政課長の説明がございましたが、これについては、さきの十二月議会で、公共投資については、雇用の拡大も見込まれるということで、その事業に当たりどれぐらい、賃金、雇用のほうにつながるかということをお尋ねしましたところ、やはり二〇%弱は雇用につながる賃金相当だという建設課長からの説明をいただいておりますので、これについては、まだ向こう一年間、いろんな補正とか、それから県からの補助事業等の話もあるかと思いますけれども、やはり補助事業と抱き合わせて、一本でも多く建設工事ができて、都市基盤の整備が進むようにお願いをしたいと思います。これは答弁は要りません。  それでは、火山噴火対策についてお尋ねをいたします。  これについては、先ほどもございましたけれども、新燃岳の噴火により、現在は、高原町、そして都城市が甚大な被害を受けて非常に苦労されていらっしゃいますけれども、これは決して他人事ではございません。六月、七月になりますと、風向きで、必ずその噴火の回数でしょうけれども、えびの市に降灰があるということは、当然予想されるわけですから、この対策について、お伺いをしたいと思いますが、この噴火対策について、簡単でよろしいんですけれども、今まで市の取り組みについて、どのようなことをなされているか説明をお願いしたいと思います。 ○総務課長(上加世田章人君)  新燃岳噴火に伴います噴火対策につきましては、平成二十三年一月二十六日に総務課内に情報連絡本部を設置いたしました。また、警戒レベルが三になりまして、入山規制等の範囲が三キロに拡大されたことに伴いまして、一月三十一日に災害警戒本部に格上げし、二十四時間体制で対応しているところでございます。  また、その時点で最も噴火口に近いえびの高原地区につきましては、既に警戒レベルに応じた避難計画、避難の時期等も関係機関と調整いたしまして対応を済ませております。  また、議員おっしゃいますように、今後新燃岳上空一千五百メートルの風向が南、あるいは南東の風になりました場合は、市内において降灰や噴石、いわゆるこぶし大の噴石と言いますけれども、それと土石流の関係について、非常に影響が懸念されるところでございます。  市長のほうから警戒本部の各部対策に対しまして、事前対策、災害対策に対応するための情報収集とその対応に当たるよう指示が出ましたので、現在各対策部におきまして、それぞれ体制を整えているところでございます。 ○三番(北園一正君)  当然えびの市にとりましては、ある程度余裕があってのこういう計画がなされたと思いますけれども、やはり火山の噴火というのはいつ起こるかわかりませんけれども、非常事態の日常もそういった気持ちで十分行政のほうに当たっていただきたいと思います。  いろいろ項目を上げておりますけれども、私が一番心配するのは、やはり噴火被害による上水道と市内の簡易水道です。この対策についてお伺いをしたいと思いますが、やはり降灰になりますと、市の水道はクルソン、そこですけれども、当然あそこまでは灰が飛んできますし、これに霧島山系の開拓地、尾八重野、大迫、妙見等については、霧島山系の湧水といいますか、表流水、そういった水を利用して簡易水道が多くございます。  そういったような中で、この簡易水道の水源、上水道の水源というものについては、火山対策が非常に重大なことかと思いますけれども、どうなっているんでしょうか、説明をお願いいたします。 ○水道課長(園田毅君)  水道事業の新燃岳噴火対策についてご説明申し上げます。  今議員が水源の問題を話されましたけれども、約二十五キロ程度北に位置します水源が火山灰で埋まるというような事態は、例えばフィリピンのピナツボ火山、アメリカにおけますセントヘレナ火山の大爆発、山の形が変わってしまう程度の火山の爆発がない限りは水源が灰で埋まる状況にはないかと予想しております。  そういうことで、市内に多量の降灰があった場合に備えまして、浄水場の機能低下を防ぐために、着水性、最終沈殿槽及びろ過池を波板で覆う等の防護柵を実施したところでございます。  沈殿槽につきましては、規模が大きいため、緊急的防護柵はとれなかったところでございますが、桜島の降灰を受けている鹿児島市、垂水市等でも開放型の浄水場が十分機能していること、さらに今回新燃岳噴火による降灰を受けた都城市、宮崎市及び日南市におきましても、浄水場の機能低下が見られていないことから、緊急的に可能な部分の防護対策を行ったところでございます。  次に、簡易水道について御説明申し上げます。  水道課におきましては、厚生労働省が実施しております水道統計調査によりまして、市内の簡易水道事業の給水人口等につきまして、把握いたしておりますが、議員お尋ねの家畜頭数につきましては、把握いたしておりませんので、畜産農林課に照会いたしました頭数をお答え申し上げます。しかしながら、簡易水道事業の給水区域と家畜頭数調査のとりまとめ区域が一致しない部分もありますので、その点は御了解いただきたいと存じます。  また、市内六カ所にある簡易水道区内につきましては、二月十五日にそれぞれの組合長に連絡をとりまして、降灰に対する防護柵をお願いいたしましたが、特に水源が表流水の場合に影響を受けることが想定されますので、取水口を覆うなどの防護柵を特にお願いしたところでございます。 ○三番(北園一正君)  簡易水道についての箇所とか、そういうものを教えていただきたいということで、通告をしておりましたけれども、時間の都合で先に進みたいと思います。  特に、簡易水道で私が一番心配しているのは、尾八重野地区の簡易水道です。尾八重野地区の簡易水道については、水源をたどっていきますと、県道えびの高原小田線に通じる小さな沢がございまして、そこの表流水を水源としておりまして、一番この降灰に対しての被害が心配される。水源は表流水です。かつてそこの水源については、県の補助事業を受けてその水道設備をつくったわけですが、その水の種類が急速ろ過方式、汚濁した表流水が入った場合は、急速にろ過して、清浄化して給水をするという施設でございます。  そういったことを踏まえますと、やはりこの尾八重野地区につきましては、もう一回念を入れて、地元と協議をしていただいて、尾八重野は畜産等も相当多いわけですから、今後支障というような支障が出てくるとは思いますけれども、十分な対応をとっていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ○水道課長(園田毅君)  今議員が御指摘いただきましたように、私が申し上げました表流水を使用している簡易水道の一つが尾八重野地区簡易水道組合でございます。特に、先ほど申し上げましたように取水口に灰ができるだけ混入しないような防護柵はお願いしてございます。  そういう中で、今回県からいただきました資料では、高原町におきまして、山の水を使っている水道等そういう上水を水質検査したところ、特に水質等の変化は生じていないという報告もいただいております。  しかしながら、やはり相当の降灰があった場合には、やはりしかるべき防護柵があったほうが、より被害を軽減できると思いますので、さらに表流水使用の簡易水道事業等は検討を続けていきたいと思います。 ○三番(北園一正君)  九番目のえびの高原の件についてお尋ねしたいと思いますが、えびの高原は、先ほど総務課長のほうから新燃岳から直近にあるえびの市内の行政区域であると、距離的には、五・二キロから三キロですかね、えびの高原の範囲だと思いますけれども、それについては、御承知のようにホテルの従業員の方、そしていろんな店舗の従業員の方、そしてましてや観光客という方が多くいらっしゃいますが、この対策について、ちょっと説明をしていただきたいと思います。 ○総務課長(上加世田章人君)  えびの高原につきまして、宮崎管区気象台、あるいは福岡管区気象台とも協議を行っているところでございます。  結果的に申し上げますと、えびの高原地区につきましては、噴石、三十センチ以上になりますけれども、これについて今現在五・三キロ付近にございますけれども、五キロメートルを超えることは考えられないという一つの見解はいただいているところでございますけれども、ただ、今ありましたように、施設が存在しておりまして、観光客等も来られるところでございます。  そこで、まず観光客対策といたしましては、現在硫黄山、韓国岳の入山禁止措置を行いまして、看板とテープ等で規制線を設けまして、そのことを周知しております。  また、総務課と観光商工課で合同いたしまして、毎日定時にパトロールを行っているところでもございます。  また、施設の関係につきましては、一応自然保護官事務所、それとえびの高原温泉ホテル、それからえびの高原の物産品販売所、それからえびの高原キャンプ村等がございますけれども、そこにつきましては、避難レベルが上がった場合、例えば立ち入り規制が現在の四キロから五キロに拡大された場合でありますとか、気象台からは避難準備情報は出ない状況でありますけれども、避難準備が必要になったような状況が発生した場合、火山噴火が活発化した場合などにつきましては、その時点で施設を閉鎖すると。  また、そこの従業員につきましては、日中であれば、自家用車避難、夜間でありますと、宿泊者等につきましても、既に飲酒をされている場でもございますので、えびの高原温泉ホテルのマイクロバスがございます。また、緊急的にマイクロバスの配備ができない場合は、市のバスを現地に上げまして対応いたしたいと思っております。 ○三番(北園一正君)  えびの高原については、やはりえびの市の行政区域の範囲内でございますので、十分注意を払って対応していただきたいと思います。 ○議長(溝辺一男君)  ここで先ほどの畜産農林課長のほうの答弁の準備ができましたので、ここで畜産農林課長の発言を許します。 ○畜産農林課長(吉留伸也君)  先ほどお問い合わせがあった新規就農者の就農状況についてお答えいたします。  平成十八年度が一名、平成十九年度二名、平成二十年度二名、二十一年度一名、二十二年度が二名ということで、ほとんど後継者になるんですけれども、二十年度と二十二年度に一名ずつ新規就農者が就農されていらっしゃいます。 ○三番(北園一正君)  それでは、中山間地域等創造支援事業についてお尋ねいたします。  本来ならば、委員会の審査対象でございますけれども、やはりこれについては、全員協議会等でも説明がございましたが、もっと一般質問のほうで詰めさせていただきたいと思いますが、全員協議会の中で、私はこの補助の実施についてお尋ねいたしました。  先ほどございましたけれども、これについては、活性化をするためには、どうしても地元が主体となった事業でないと、本当にその効果があらわれるかという質疑がなされました。  私も、そういったような考えでございますけれども、これについてえびの市が直営の事業でございますが、全員協議会の中でも二十三年度については、地元に対して補助金制度で実施はできないかということを尋ねておしました。これについて検討されたんでしょうか、「――」にお願いいたします。 ○市長(村岡隆明君)  この中山間地域等創造支援事業につきましては、県が自治体へ補助をするという形になっておりまして、議員さん等が心配されている行政主導になるのではないかと、もうちょっと主体性を市民に持たせるべきではないかという御指摘もいただいておりますが、これまでも御説明いたしておりますとおり、その部会の中に当然このプロジェクトのメンバーが入ってきて、一緒にやってまいりますので、その中で住民の主体性というのは、十分反映することができるのではないかというふうに思っているところであります。 ○三番(北園一正君)  理想的にはそうでしょうけれども、なかなか市が直営でやって、ここはのれんをつくって地元に貸与といいますか、そういったような形で市がつくって、地元の業者にお渡しをするというような形で、本当に地元の体制が整うか、本当に意識が上がるのかということを心配をいたしております。これはもうせっかく決まった事業でございますので、遺憾のないように進めていただきたいと思いますが、そこでお尋ねいたします。  空き家対策事業がございますが、これについては、三年ということでございますが、これについては、全員協議会の中では、いろんな小さな物産展に似たような空き家を利用して、それを改造して京町の活性化につなげたいという説明がございましたけれども、これについて市が改造してするわけですから、将来家賃とか、そういうものについて、負担は生じないんですか、どうなんですか。そこら辺が協議会とどの程度詰めていらっしゃるか説明をお願いいたします。 ○観光商工課長(坂本謙太郎君)  事業の中での空き家再生整備事業、これにつきましては、御指摘のとおり家賃の問題等も出てくるんじゃなかろうかということで、地域の中で、そこは地域としてやはり対応していただくということは話をいたしておりますし、そういう認識を持って議論が進んでおりますので、当然市が家賃をみるということは、前提として話もしておりませんし、地域の思いを地域がやはり支えていくという考え方で一応説明はいたしているところでございます。 ○三番(北園一正君)  今課長のほうから答弁をいただきまして、少しは安心したんですけれども、ややもすると、市がつくったんだと。市がつくったんだから、家賃もちゃんと出してくれと、ややもすると、そういう声が上がらんとも限らんわけですから、そこは確固たる信念を持って地元と協議をしていただいて、市が後年度負担にならないように、一回切りじゃないわけですからね、ずっとそれ以降ずっと家賃が発生するわけですから、三軒分、三月三万円しますと、月に十万円ですよね、年間一百二十万円の家賃が発生するという簡単な計算もできるわけですから、そこら辺は十分協議をしていただいて、市の負担が発生しないように協議をしていただきたいと思います。  それから、観光案内板について、三百五十万円と一基が二百六十万円、この単価の設定というのはどうなっているんでしょうか。非常に高額と思います。ジオパークの看板も二十一万八千円から七十五万円、相当の質のよいもので半永久的なものということで説明をしていただきましたが、説明をお願いいたします。 ○観光商工課長(坂本謙太郎君)  この観光案内板につきましては、専門の業者さんとの見積もりというものをしっかりとりまして、金額の設定等もやっております。  やはり丈夫で長持ちするものということで、かわら仕立ての屋根をしたコンクリート製のものでございます。そういうしっかりとしたものということで、一応見積もりを取り、予算をお願いをしたところでございます。 ○三番(北園一正君)  大きさ等を聞けばよかったんですけれども、そう看板ですから大きくはないですよね。大きくても何メートル、何メートルという看板になると思いますけれども、三百五十万円といいますと、俗に言う、私では隠居が建つ家ですよ、三百五十万円もあれば。本当ですよ、三百五十万円もあれば、立派な隠居ができますよ。そういった看板が三百五十万円の看板ってどうだろうかと思うんですけれども、これは業者の言いなりにはならずに、実施に当たっては、これは単価を値切らんといかんですよ、やはり。  三百五十万とは想像してみてください、皆さん。十メートル、三メートルといっても、三百平米、十坪ぐらいですから、坪あたり何十万もかかるんですよ、簡単に計算をしたら、そうじゃないですか。よく考えてみてください。そこら辺の単価の設定とか、いろんな看板の設置については、まだまだ私は検討する、精査をする必要があると思うんです。だから、私は、部と市長について、予算編成に当たってどれだけ精査をされたんですか、ヒアリングをされたんですかというのを聞きたかったんです。多く見られますこういった単価の設定。考えられないことです。立派なものができるかもしれませんけれども、この実施に当たっては、十分配慮していただきたいと思います。  それから、予算書の説明書の一百三十五ページを見てください。一番下ですね。この中山間地域等の事業実施するに当たりまして、報償金二万六千円と組んであるんですよ。プロジェクトメンバーの研修視察報償金、どうなんでしょう。これはよく査定されたと思いますよ。地元は地元のための活性化をするために、いろいろ立ち上げをして、それを研修に行くために、日当を二千六百円払うという予算になっていますよ。これはどういったような査定をされたんですか、私はどうもこれは納得いかんですね。  例えば、私が長く携わっていたほ場整備等についても、相当地元の農家も多いし、対象農家も多かったんですが、いろいろ先進地研修等をしましたけれども、その農家に対して、日当まで支払って研修したことはないと思います。この査定について、どうですか、私はとても納得いきません。京町温泉活性化プロジェクトチーム報償金、二千六百円×の十名、研修に行ってください、お金を支払いますよという予算なんです。市長どうですか。 ○市長(村岡隆明君)  これは、空き家の再生、今お話が出ておりました、これを「やねだん」が取り組んでいるということで、ぜひそこを研修したいという要望があって上がってきたというふうに考えております。 ○三番(北園一正君)  そうじゃないんですよ、私が言いたいのは、日当まで支払って地元の方に研修に行ってもらうんですかということ。先ほど来申し上げましたように、これは地元に補助金を流して、ちゃんと地元主体でやるんじゃないかと、やるべき事業ではないかと私は申し上げたいんですよ。そうでないと、全く行政頼りになりまして、先ほど言ったように役所がつくるんだったら、家賃をください、そして足湯の管理費をください、必ず出てきますよ。  この日当については、どうしても私は納得いきません。予算上、これは恐らく予算として、今成立する仮定で話をするんですけれども、予算が通った場合は、これは当然費目間の流用ができるわけですから、もう少しほかのほうに使う、わずか二万六千円ですけれども、どうですか、費目間の流用、仮に最低限見ても、研修に行った人たちに五百円程度の弁当を支払う、その程度なんじゃないでしょうかね。
     そうしますと、ちゃんとこれが流用という制度がございますので、食料費にする場合は、市長の決裁が出れば、ちゃんと流用はできるわけです。私はこの二千六百円の報償金は納得はいきませんが、どういったような査定、財政課長、どうですか、ここら辺は財政課長の統一した見解はないんですか。 ○議長(溝辺一男君)  しばらく休憩します。                     休憩 午後 〇時  四分                     開議 午後 一時  四分 ○議長(溝辺一男君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 ○市長(村岡隆明君)  プロジェクトメンバー研修視察報償金につきましては、今議員さんから御心配な点が指摘がありましたので、十分その点に考慮して予算執行していきたいと思っております。 ○三番(北園一正君)  いま一点、指湯・足湯です。十カ所計画をされておりますが、これは余りにも多過ぎる。名前を上げても隣の温泉旅館同士であるということで、京町は非常に泉源の問題とか、あと管理の問題がありますが、この箇所数についても、検討していただけますか。市長、端的にお願いします。 ○市長(村岡隆明君)  これも部会の中で、具体的な検討に今後入っていくと思いますので、その数、近さについても十分検討していきたいと思っております。 ○三番(北園一正君)  それでは、飯野高校の問題ですが、まとめてお願いをしたいと思います。  五番の行政支援について、通学補助、課外授業の支援、地域外からの入学制度の促進、部活動への支援ということ、そしてJRの通学の利便性、これについては、JRを利用して飯野高校に通学をする生徒さんが多いわけですが、特にこのJRの時刻表については、小林の駅を小林高校なり小林の秀峰高校を主眼に置いたダイヤになっているようでございますので、ぜひここら辺も行政の力で学生が利便性の高いダイヤが組めるように陳情等をしていただきたいと思いますが。  その中で、一括でよろしいですが、市長でもよろしいです。この通学補助については、やはり学生の皆さんにそれなりの通学援助を行う、自転車通学なら自転車通学の人たちもそれなりの援助を行うということ。  そして、課外授業については、やはり学力向上のために、今課外授業を行っていらっしゃいますが、七時二十分から大体授業開始まで、これについては、父兄の負担、児童生徒の負担ということになっていますので、そこら辺もある程度、市のほうが助成をすれば、以前はPTA等に一括して補助金をなされていたようですが、ここら辺を、イからヘまでいろいろ研究していただいて、市内の学生さんが二七〜二八%しか、飯野高校に通学をしていない実態もありますので、小中高一貫教育の中から、ぜひ飯野高校に行きたいという児童生徒の気持ちになるような小中高一貫教育、そういったものをしていただいて、一人でも地元の高校に進学していただきますようにお願いをいたします。  そしてまた、飯野高校はどうしてもえびの市内には、なくてはならない高校でございますので、ぜひせっかくですから、市長と教育長にその見解をお願いいたします。 ○市長(村岡隆明君)  飯野高等学校を守り育てる市民の会が立ち上がっておりますので、今六点、御提案をいただきました。この点も含めまして、その会議の中で検討させていただいて、一人でも多くの子どもが飯野高校に進む魅力的な高校にしていく支援をしていていきたいと思っております。 ○教育長(萩原和範君)  議員おっしゃるとおりであると私たちも考えております。飯野高校が魅力ある、そして特色のあるそういう学校になるよう私たち、特に部活、あるいは学科、いろいろな面を含めまして、教育委員会としても支援していきたいと思っております。 ○三番(北園一正君)  最後に、総括してお願いいたしますが、やはりいろいろ財政の問題と予算査定のあり方等を主に質問してまいりましたけれども、地方自治法の第二条には、地方公共団体は、その事務処理をするに当たっては、住民の福祉の推進に努めるとともに、最小限の経費で最大限の効果を上げるように努めなければならないと、これはもう市長も十分この議会でもたびたび言われた言葉ですので、これについて、どう思われますか。今度私ども相当質疑、一般質問の中で、質疑がございましたが、その取り扱いについて、どう市長はお考えですか。 ○市長(村岡隆明君)  大変貴重な財源でございますので、理解がいただけるように、きちんと精査して、むだがないように予算執行に努めてまいりたいと思います。 ○三番(北園一正君)  ちょうど時間となりました。今期定例会一般質問を終わらさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(溝辺一男君)  次に、八番西原義文議員の発言を許します。西原義文議員。 ○八番(西原義文君)  それでは、午後一番ということで、今回私は、廿里橋の市道拡張と、京町温泉の活性化とぷらいど21助成見直しを三点を掲げておりましたが、まず二番目に掲げておりました、廿里山内線の市道、市道後川内線の整備と拡張についてから入っていきたいと思います。  県の維持管理道路を現在市道として地元の方々が生活道路として使用されているものですが、今は昔と違って、生活の基準が変わり、車が今主体となっております。  したがって、現在要望書が上がっている市道につきましては、地元利用者の方々にしたら非常に不便を感じて、今回行政のほうに要望書が上がってきたことを踏まえて、答弁のほうをよろしくお願いしたいと思います。  それで、まず先に、一項目のところですが、山内区を代表とする関係者から市道山内線の拡張工事の要望書が上がってきていると思いますが、担当課で現地を調査されたと思いますが、その調査結果ですが、どのような考えを持っておられるか、お伺いしたいと思います。 ○建設課長(山下寿男君)  市道廿里山内線の拡張の関係でありますけれども、この拡張工事につきましては、山内地区区長ほか八名の方より平成二十二年十二月二十二日に要望書が提出されております。  この要望書を受けまして、建設課としては、市道廿里山内線について調査を行ったところであります。要望書にありますように、幅員が三メートル以下ということで、非常に狭い状況にあるということは認識しておりますし、現場におきましても、建設課として写真等を撮りながら調査をしたところでありますけれども、今議員が質問されましたように、この市道廿里山内線につきましては、県河川、廿里川の管理用道路ということでありまして、その右岸築堤を市道と併用して使用させてもらっているところであります。  そういったことを考えますと、今後河川管理者である小林土木事務所と拡幅工事、もしくは離合箇所等の設置が可能なのかどうか、そういったことについて、協議をしていきたいというふうに考えているところであります。 ○八番(西原義文君)  調査をされて、途中の待機場所とかそういうことを協議をされていかれるんじゃないかというふうに私は感触を持っておりますが、先ほどもお話されたように、非常に道路が狭く、通行に支障があるということは、気づかれたと思っております。  今後、どういう形をとられるか、協議いかんだと思いますが、また若干後で工事方法等もお伺いしたいと思いますが、その前に、山内地区は、当然そうなんですが、他の地区のそうなんですけれども、昨今高齢化率がすごく高くなり、山内地区自体が三七・〇八%と非常に高く、この市道を利用される住民のほとんどが高齢者の方々であり、市道の中ほどで対向車が来ると、どちらがもとの位置に下がるのか、よけられない、そういう状況が発生して、この要望書の中にもありますように、学童、自転車ごと堤防に落下したりということが、この要望書にも文言で上がっております。  その結果、担当課で現地を調査されたと思いますが、今後どのような考えを持っておられるか、お伺いします。ここに書いてあるんですが、先ほど課長のほうから、これに似たような、これに対しても同じような答弁が返ってくると思いますので、ここを割愛していきます。  この道路ですよ、市道ですね。要望書が上がっておりますが、仮に協議がうまくいって、将来この道路を拡張するような状況になった場合に、どのような工事方法になるのか、それと大ざっぱでいいんですけれども、大体どれぐらいの予算がかかるのか、もしそこで答弁できるようでしたら、お伺いしたいと思います。 ○建設課長(山下寿男君)  先ほど申し上げましたように、拡幅工事、もしくは離合箇所の設置ができるかどうか、この事態をまず土木事務所と協議をさせていただきまして、その結果、仮に拡幅工事ができる、離合箇所の工事ができるという段階になったときに、工事の工法なり、当然県河川廿里川の管理のための堤防でありますので、主体的にはこの箇所につきましては、堤防関係のほうが優先になりますので、河川法の関係とか、そういった関係等も出てきますので、現在は建設課としては、そこまでは考えていませんけれども、まず協議を先行させていただいて、その結果に基づきまして、仮にできるとなれば、その時点で協議をさせていただきたいというふうに考えております。 ○八番(西原義文君)  仮に協議ができればそういう形でお話のほうを進めていくということですので、ぜひトラブル等が起きて、大きいことにならないように、早目な処置を、途中に河川に下りるところが一カ所ありますが、あそこを車が対向車が来たときに若干よけるような、緊急的な場所として、あそこを整備していただければ、幾らかは将来的なそういうトラブル解消にはなるんじゃないかというふうには思っております。  そこは研究をされていただければとそのように考えておりますが、これはまだ現在、道路幅が3メートルとすごく狭く、市道認定の道路としては、基準を満たしていないのも事実であります。このような基準を満たしていない市道は他にどれぐらいあるか、お伺いしたいと思います。 ○建設課長(山下寿男君)  市道の認定の基準等につきましては、昭和四七年に定められておるところでありますけれども、現実的には、市道そのものは、これ以前、特に合併前にも町道ということで認定されて、この認定基準に満たない市道等は多々あるところであります。  路線数としては、ちょっと把握していないわけでありますけれども、総路線は九百六十一路線ありますけれども、総延長六十万八千五百四十八メートルのうち、四メートル以下というのは、二十一万七千二百七十一メートルということになっておりまして、約三分の一が四メートル以下の市道が現実的にはある。これはすべてということではなくて、一部にそういった四メートル以下の道路がそれぞれの路線の中にあるということでありまして、これ等につきましては、先ほど言いましたように、認定基準の要綱が制定される前の、全体的には三メートルとか、農道とか市道に格上げした市道等も入っておりますので、そういった約三分の一の状況にあるということについては、御理解をいただきたいと思います。 ○八番(西原義文君)  四メートル未満の道路がかなりあるということですが、この四メートル未満の道路の市道で、今回このような形で市道拡幅の要望書が、これは関連ですが、他にも上がってきたいきさつはないですか。現在上がっているのは、今回のこの要望書一件でしょうかね。 ○建設課長(山下寿男君)  今回の要望書につきまして、私の把握するところではこれが初めてでありますけれども、全体的には、市道の改良ということで要望等が上がってきておりまして、今回拡幅だけの要望というのは初めてであります。 ○八番(西原義文君)  では、市長にお伺いいたしますが、今回この要望書が上がってきたのは初めてということで、今答弁がありましたけれども、この要望書は、山内地区の人たちの生活に支障があるから要望書が上がってきたと思うんですが、支障があるからというふうに我々議員もそのように理解していただいていいですか。 ○市長(村岡隆明君)  道路としては、車が離合できませんし、拡幅が可能であれば、そのほうが利便性が上がるというふうに認識しています。 ○八番(西原義文君)  拡幅の可能であればというふうに理解してもらって、担当課長のほうにもう一回お聞きしますが、この堤防が今全体で舗装面が二メートル六十から七十ぐらい舗装がしてあると思うんですね。その両脇が大体四十センチから五十センチの幅員のあると思うんですよ、その堤防に。地元の関係者の方々の希望としては、早急には拡幅工事というのは無理でしょうということで、緊急的に堤防の今拡幅がある余裕が残っていますね、四十から五十センチぐらいの幅が。その幅を両方何とか継ぎ足しというのでしょうか、もう少し舗装面を広げていただければ、幾らか気分的にも道路が広くなった感じがして通りやすいんじゃないかなというそういう意見もお聞きしたんですが、例えばこれを堤防法面ぎりぎりまで舗装した場合に、その道路の堤防の安全面と通行面も含めてそうなんですが、形としては可能なのか、不可能なのかお伺いしたいと思います。 ○建設課長(山下寿男君)  市道廿里山内線につきましては、一番最初答弁いたしましたように、これにつきましては、廿里川の堤防の管理道路ということで、幅二メートル五十、それと三百四十一メートルということで、県の土木事務所のほうに占用許可申請を出して許可を受けて、その範囲内のでの道路ということで認定をさせていただいておりますので、議員が、今質問されましたように、市のほうで幅員を広げるということも市の単独ではできない。占用許可を出しまして、それが許可出るのか、先ほど言いましたように、同じような内容でありますので、県と土木事務所と協議をしなければ、建設課として、市としては、一方的にはできないんじゃないかというふうに思っているところです。 ○八番(西原義文君)  わかりました。そういうのを踏まえて、今後関係機関と協議をしていただきたいと思いますが。  もう一つこの道路の拡幅の件なんですが、四番目なんですが、今廿里線山内線について質問してまいりましたが、市道の廿里線、後川内線ですね、あの国道から入って今右側のほうの通行の堤防の話をしてまいりましたが、今度はその下のほうですね。松原地区の地域の中を通る道路が一本あるんですが、こちらのほうも、昔はこの道路を山内地区の方も利用されていると思いますよ。堤防が完成して、直線という形で通りやすいという形でこの堤防を利用される要望があって、市道に格上げされたと思うんですが、この松原地区のこの市道も、主に松原地区の人たちが利用されております。  また、この市道も道幅が広かったり、狭かったりいろいろあるんですが、そこを通行される方は不便を感じておられます。また、この道路、側溝が六十センチされてとあります。これは側溝幅のことですので、括弧をつけていただきたいと思いますが、六十センチ幅の側溝がされていて、これがふたがなくて、非常に危険でもあります。担当課のほうでこの現地調査をされている、見ていただいたと思うんですが、こちらには見るお考えがないかということで書いておりますけれども、現地調査をされた結果をお願いしたいと思います。 ○建設課長(山下寿男君)  市道廿里後川内線につきましては、建設課のほうですぐ調査をさせていただきました。今議員が質問されましたように、国道から先ほどの市道山内線の左が堤防下のほうに通じている路線でありますけれども、この路線につきましては、国道から右のほうに側溝がずっと入っているようです。側溝幅が六十センチ、それから五十センチ、四十五センチと、ところどころこの側溝の幅が違っておりまして、側溝がかかっている、溝ぶたがかかっているところとかかっていないという状況にあるということは、認識しております。そういったことでの調査は現在しております。 ○八番(西原義文君)  調査されているということで、山内地区からも非常にこの堤防が狭いということで、今要望書が上がってきております。今答弁の中では、かなり難しいというお話のほうがありまして、この下の道路を側溝ふたがないところ、四十、五十、三十、そういう形で順次いろんな形のU字溝が入っているということで今報告がありましたが、これはふたをかぶせるだけだったら、そんなに予算的なことはないと思うんですが、維持工事ぐらいで側溝ふたをずっとかぶせていくという、そういうお考えは課長、ないですか。 ○建設課長(山下寿男君)  先ほど答弁いたしましたように、右側のほうの側溝、仮に溝ぶたをかければ、その分だけ利用ができるんではないかということでありますけれども、要望書のほうが山内地区のほうからそれだけ利便性を考えて要望書が出てきております。  仮にこちらのほうの離合箇所をつくることによって、この道路の通行量、交通量が仮にふえた場合、地域の方々がどのように認識されるのか、当然離合箇所をつくるだけではなくて、松原地区の方々の御理解もいただきながら、工事をしていかなきゃならないというふうに考えております。そういった意味での地区の方々の御協力を得られることが前提となれば、工事はできるんじゃないかと思いますけれども、松原地区の方々の御意見をまだ伺っておりませんので、まずそういったことも同時進行でしていかなきゃならない。  まず、一番最初は、市道廿里山内線の拡幅なり離合工事ができるのか、そういったことができるのか、土木事務所のほうとまず協議をさせていただいて、それが非常に厳しいとなったとき、今この市道廿里後川内線のほうで改修ができないのか、という二段構えというんですか、そういった形で対応させていただきたい。そして地域の松原地区の方々の御理解を得ながら、工事は最終的に厳しいときは、そういった形になっていくんじゃないかというふうに思っているところです。 ○八番(西原義文君)  ということは、今松原地区の人たちから、この道路が狭い云々のそういう話は聞いていないから、今のところは今回こういう形で上げたんですが、緊急的な要素で迂回路、県道路としての、そういう維持工事は考えていないというふうに理解していいわけですかね。 ○建設課長(山下寿男君)  市道廿里後川内線の維持工事については、地区からも要望等が来ておりませんので、今議員が御質問されました内容については、建設課として、まだ議論はしていないところであります。 ○八番(西原義文君)  今担当課長から、ある程度の大まかな話をお聞きしました。それでは市長にお伺いしたいと思います。  五番目のところになるんですが、並行して二本の市道整備をお願いする理由としては、近年温暖化が進み、非常に雨の量も多く、ゲリラ豪雨と言われるほど、この地区も雨が降ったときに、この側溝を流れてくるという話は私も聞いております。  この市道二本は、松原地区、山内地区住民の生活道路でもあり、なくてはならない道路であるのは、市長も十分心得ていらっしゃると思いますが、一本が不通になっても、生活に支障がないような、あわせての整備を今回こういう形で要望しているところですが、この二本の市道整備についての市長のお考えをお聞きしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  市道廿里山内線につきましては、地元からの要望も昨年お伺いしておりましたし、その調査については、指示もしているところであります。  今後川内線につきましても、現在今回の一般質問等で御提言をいただきましたので、どちらも可能であるか、そこを十分調査させていただいて、取り組んでいきたいというふうに思っております。 ○八番(西原義文君)  市長のほうも可能かどうか調査をするということで、前向きの返答をいただきました。  この市道拡張整備については、限られた財源の中から支出も大変でしょうが、希望の持てるまちづくりを進めるためには、執行部の強い決断も必要ではないかと思います。また、昔みたいな地域一体型の行政体制も最近は薄れてきております。この通行をめぐるトラブルの中で、大きなトラブルも起こりかねないことも考えられますので、今回の要望書のことも十分理解されて、各関係組織とも協議連携されて、実現に向けて努力されることを強く求めまして、この道路拡張の件は、これで終わりたいと思います。  続きまして、王子原運動公園整備と京町温泉活性化についてお伺いしていきたいと思います。  この王子原運動公園整備と京町温泉活性化についてお伺いしてまいりますが、いよいよあす、三月十二日は、九州新幹線全線開通をし、南から九州まで一本化して、各自治体の観光客誘致運動も盛んになってくるのではないかと思います。  我が京町温泉も誘致運動ができるように、今回この県の中山間地域等創造支援事業の認定を受けて、真の幸せまちづくり事業が今回スタートしました。今回の事業は、事業期間が約五年程度で、事業費が一億二千数万円かかるという、最終的な額は未定であるということで宮日新聞にも記載してありましたが、京町温泉活性化事業としては、県内では日之影町に次いで二番目であります。ぜひこの事業で京町温泉の活性化が成功することを願って質問してまいりたいと思いますので、担当課のほうはよろしくお願いしたいと思います。  まず、この一項目なんですが、さきの同僚議員の蔵園議員の質問の答弁の中で、運動公園の整備を進めてスポーツ合宿を主体にやりたいという答弁があったわけですが、このスポーツ合宿を進める場合に、環境的にそういうことが整いそうかどうか、市長のほうにお伺いしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  王子原運動公園の整備と、このスポーツ合宿との関連でございますけれども、今質問の事項にもありますように、蔵園議員のほうからもこれまでも御提案がありまして、王子原の運動公園の整備についても、ずっと検討してまいりましたけれども、開発に向けては、多大な予算が必要だということで、まずはニーズ調査をする必要があるだろうと。スポーツ合宿を行う上でどういったニーズがあるのか、どういった施設が望まれているのか、逆に施設が必要なのか必要でないのか、ソフト面の充実で対応できるのか、そういった面も含めて今教育委員会のほうで、今回の当初予算にも予算化をして調査の予算を上げさせていただいておりますので、今年度中には、そういった状況の把握ができてくるのではないかというふうに考えております。 ○八番(西原義文君)  今、今年度の予算でニーズ調査をするということで今答弁がありましたが、さきの答弁の中で、私、確か言われたと思うんですが、できれば雨天時にも運動ができるような屋根つきのグラウンドですね。屋根つきのグラウンドも視野に入れてという答弁を聞いたような思いもあるんですが、もし今調査されていますよね。この調査いかんでは、そういう屋根つきのグラウンドも可能なのか、そういうところは調査研究のほうもお願いしたいと思います。市長の思いというのをお聞きしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  王子原運動公園の開発につきましては、一番の目的はスポーツ合宿等を通じたスポーツ観光の振興だという認識は共通だと思っておりますので、そういった屋根つきの屋内の運動場みたいなものがニーズが高くて、それを建設することでスポーツ観光の振興につながり、交流人口がふえて、えびのに最終的にメリットがあるということを判断すれば、そういった形にもなっていく可能性はあると思っております。 ○八番(西原義文君)  次、二番目なんですが、京町温泉が近くで整備が整えば、ベストの位置にあるのは、間違いないんですが、去年の六月だったですか、この蔵園議員の質問の中の答弁なんですが、その後、ベストにある場所にあるので、その後関係者、関係者というのは、いわゆる京町温泉の旅館組合とか、そういう方たちの関係者と私は理解しているんですが、そういう関係者等からそういう形のものが本当に上がってくるのかという問い合わせとか、そういうのはなかったものでしょうか。 ○社会教育課長上加世田たず子君)  教育委員会のほうには、旅館組合等の関係者からは、特に要望等は来ていないところであります。 ○八番(西原義文君)  そういう関係者からは要望は来ていないということで、その段階では、まだ絵にかいた餅みたいなもので、ちょっと関心もなかったんじゃないかと思いますが。  次に、三番目に入りますが、運動公園を整備することにつき、王子原を三番目のところに主体としているんですが、回りとの調整ももちろん必要なんですが、もし王子原近辺が調整が無理な場合、無理な場合は、他の場所も検討されるお考えがあるか、お伺いしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  基本的には、温泉宿泊施設を利用したスポーツ合宿ということで、王子原運動場を中心とした開発の中での計画でございますけれども、もし大きなニーズがあって、開発するのに、あそこの場所じゃなくて、ほかの場所だったら、効果があるということであれば、これはあくまでも仮定でございますけれども、そういったことも含めて最終的にはどこを開発するということよりも、スポーツ振興につながる整備をしていくということで考えているところであります。 ○八番(西原義文君)  なぜ私がこういうことを聞くかというと、昨今高齢化もかなり進んできて、後継者不足で土地のほうも荒れて、もう自分で維持ができないということで、何とかこういうちょっとした施設に計画があれば、話をしてみていただけないですかということで、まとまった土地も私のほうにある程度の場所は示されて、ここですよということ、私その現地を見てまいりました。  環境的には、かなりすぐれたいい場所です。そういうところも本人さんたちにはまだそういうことはわかりませんよということで話はしておきました。王子原運動公園のほうがもしニーズ的にそこがよくないということがあれば、そういう形でそこを調査していただければと思っておりますので、ひとつ関係機関とそういうような協議のほうをお願いしたいと思います。  続きまして、スポーツ合宿についての四番目なんですが、仮にこの運動公園整備が実現した場合に、この京町温泉として、周辺地域に対して経済効果というのはどのぐらいになるか、試算を上げられてみたものかお伺いしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  経済効果につきましては、この整備の内容等にもかかわってくることでございまして、結果的に宿泊施設が有効に活用されることと、この活性化がえびの市全体に広まることを期待しているわけでございまして、現時点で経済効果というのは、開発の中身が決まらないことには、その誘客の人数もわかりませんし、どの程度の効果があるかというのは、現時点では持ち合わせておりませんが、十分その点も考慮しながら、開発の参考にしていきたいというふうには思っております。 ○八番(西原義文君)  それでは、開発の参考にしていただきたいと。  私の提案なんですが、このスポーツ合宿を主に進めて、スポーツ観光を進めていきたいという市長のお話だったんですが、京町の、京町とは限らないんですが、加久藤、飯野も含めて、こういう宿泊施設の関係者とこの学生ですね、小中高ぐらいまで、大学生とか実業団は、別として、このスポーツ施設が整った時点で、こういう形の分ができた時点で、宿泊施設の料金等を統一した形で他の自治体等にそういう形の分を進めていけば、誘客も案外楽じゃないかと思うんですよね。  私事で大変申しわけないんですが、私もいろいろ他の仕事を持っておりますので、スポーツ合宿等なんかもよく一緒に行くことがあるんですが、やはり三千円から大体四千円ぐらいの宿泊で生徒さんは泊まっていらっしゃいます。料理等を見れば、そんなに高価な料理じゃなくてもいいんですよね。腹いっぱい食べられるような量が出れば、それで子どもさんたちは十分満足しておられます。  親御さんたちは、また別として、また何かよそに食べにいかれる方たちがたくさんいらっしゃるみたいですけれども、生徒さんとしては、それで十分満足をして、また次のそういう行事に取り組んでいくという姿をよく見かけておりますので、私はまた一緒にそういう形で同行してずっとしておりますから、この点は自信を持って言えるんですが、そういう形の分で、そういう将来を見据えて、関係者ともこういう形で進めていかれたらどうですかということを一回協議をされてほしいんですよね。その点、もう一回市長のほうに意気込みのほうをよろしくお願いしたいと思いますが。 ○市長(村岡隆明君)  今回行いますニーズ調査の中にも、宿泊料金のサービスの設定がどれぐらいがいいのか、どういったものを求めているかということ等もニーズ調査の中で行うようになっておりますので、その調査の中身がまとまった時点で、その受け皿となる宿泊業者の方々等とも当然打ち合わせをしていく形になると思いますので、ニーズ調査の結果をもって対策を打っていきたいというふうに思っております。 ○八番(西原義文君)  そちらのほうはよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、五項目めなんですが、さきの朝一番の上原議員のほうからも京町活性化については、質問がありましたが、今回京町温泉の活性化を軸にした県の中山間地域等創造支援事業の認定を受けて、京町温泉郷の町並みやグルメ開発等を進めるということがありましたが、あした三月十二日の九州新幹線の全線開業で観光客誘致運動も、先ほどもお話ししたように、展開していかなくてはならないと思います。  これについて、行政のほう、執行部として、誘致運動、これについて、どのような計画があるのかお伺いしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  二十三年度の観光PRの活動については、担当課長をして答弁をいたさせます。 ○観光商工課長(坂本謙太郎君)  九州新幹線全線開業に伴いまして、一応予算をお願いしているメニューの中には、観光PR広告事業といたしまして、多くの観光客が九州には訪れることを想定をいたしております。特に、関西、中国地方からの観光客誘致を図るために、広告料のメニューを検討したところでございます。  今回につきましては、九州、福岡市の西鉄バス、その側面に看板を掲載する、この計画で二台分で予算をお願いしております。  それと、九州新幹線の九州観光地めぐり企画というのが広島で行われます。その中にも広島市内の公共交通機関に社内広告という形で広告を掲載する予定にいたしております。  また、近畿圏での新聞広告も掲載しようということで、予算をお願いしておりますし、県内外の観光情報誌への掲載、これも一応計画をいたしまして、予算にお願いをいたしたところでございます。 ○八番(西原義文君)  大都市のほうに向けてのそういう発信をしていらっしゃるみたいです。各地の当市も今も取り組んでいるんですが、中にはもう道の駅ブームも終わったという方もいらっしゃるんですけれども、まだまだこの道の駅ブームはまだ根強い人気があります。各道の駅を回れば、やはり観光案内所があるんですね。そこにもひとつ我がえびの市のそういう観光誘致のパンフレットを置いていただけるような形をとっていただければ、おのずと見る方がいらっしゃると思います。ぜひそういう形をとっていただきたいと思います。  また、京町温泉活性化と一緒にお伺いしたいんですが、ちょっとこちらに通告はしておりませんでしたが、関連で市長にお伺いしたいと思うんですが、いわゆる今回この億というお金を使って、今回この京町温泉活性化補助事業が始まるわけですが、将来的に前々からいろいろ問題の話になっているんですが、京町駅移転の話が出ておりますよね。これは将来もし実現して京町駅が移転になった場合に、いわゆる京町二日市もそうなんですが、この今のこの事業、真の幸せづくり京町活性化プロジェクトですか、これに影響はないものか、お伺いしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  県道の取りつけについては、まだ最終的な結論には至っておりませんけれども、今回提案させていただいている真の幸せまちづくり計画、中山間の事業を取り込んで行うこの事業も駅の移転ということに関しては、想定して計画を立てておりますので、駅の移転があっても影響を受けないというふうに思っております。 ○八番(西原義文君)  では、影響はないということで理解していいわけですね。  では、六番目に入りたいと思いますが、いわゆる今結構話題になっていますね。地方版B級グルメというのは、あちこちの地方で大きな話題を呼んでいるところがあります。けさのニュースでも、えびの市の猟友会の方々が鹿革をなめして製品をつくっているというのがニュースで流れておりましたが、これも関連なんですけれども、地方版B級グルメの郷土料理開発について、お伺いしたいと思います。  さきの全協の中で、この中山間地域の補助の中で、えびの米の米を使ったグルメを開発すると書いてありましたが、この米に対して、今我々もこの間も九州農政局に、我々市民の会のほうで新しい米の勉強に行ってまいりました。  これから先は、ヒノヒカリもやはりちょっとこの温暖化には向かなくなってきて等級は悪くなるということで、新しいにこまるという米を球磨地方なんかは一千町歩つくっているということで、そういう指導もあって、今回ある団体が種もみを八十キロか九十キロ購入されたということで、試験的に植えてみようという形の分で今取り組んでいるところなんですが、米だけの新商品というのは、どういうのをつくるんですか、これはどこの担当になるんでしょうかね。 ○畜産農林課長(吉留伸也君)  現在、市の農村女性の集いを中心にJA婦人部や市、あるいは観光協会等が一体になりまして、総勢二十二名によります特産品開発プロジェクト会議を結成いたしまして、現在米粉を題材にした加工品等を開発しているところでございます。  商品といたしましては、チーズスティックとか、米粉のアイス、あるいは小麦粉のかわりに米粉を使ったガネとか、そういったいろいろ商品開発を今進めているところであります。 ○八番(西原義文君)  米だけじゃなくて、えびのにいっぱいまだずばらしい農産物、いわゆる製品がいっぱいあるんですね。さっきから出たシカ、イノシシ、西諸牛、ブタ、米等もありますが、シイタケなんかは、農林水産大臣賞とかいう賞までもらったところのすばらしいシイタケもありますので、こういうのをうまく利用した、他の自治体がまねできないようなすばらしいそういう食材がありますから、そういう食材を使って、この京町温泉、そういう関係者を交えて、今までは官民一体となった取り組みをしてまいりましたが、官は、少しアドバイス的な形に置いて、民を主体とした取り組みができないかと思っているんですよね。  そういう官が余りにも表に出過ぎて、民のほうが少し薄れてきて、官任せじゃないかと思うんですね。そういうことがないように、担当課のほうもこういうB級グルメ開発については、いろんな食材がありますから、いろんなそういう協議をしながら、これなら行ける、すばらしいものを他がまねできないようなすばらしいものをつくっていただきたいと思います。これは答弁要りません。  それと七番目に入っていきたいと思いますが、この過去五年間、京町温泉の観光客数は、十七年度が五十二万三千二百二十人、二十一年度が三十三万七千九百六人と、十七年度に比べると十八万五千三百十四人の減少があります。  何が原因でこんなに極端にこの観光客が減ったのか、調査されたことがあるかお伺いしたいと思います。
    ○市長(村岡隆明君)  京町温泉の観光客数、入り込み客数が減っていると、この件については、観光客が減っている認識はありますけれども、具体的に調査を行ったことはございません。 ○八番(西原義文君)  調査はないということですね。市長も議員時代、委員会の中で話は聞かれたことがあると思います。きょう傍聴の席に関係者の方がいらっしゃれば、非常に怒り心頭するような言葉になるかもしれませんが、この委員会、これはわかっていただかないと、改善も見込まれないと思いますので、あえて申し上げますが、この京町温泉を利用されて、満足して、ああよかったと満足して帰られる方は、非常に少ないんですね。どっちかというと、不満を持って、ないごておはんたちはここを紹介したのかとか、そういう言葉が多いです。  いわゆる委員会の中でもそういうことがありますよということで、行政側のほうにはたびたびそういうことを指摘してまいりましたね。ただ、そういうお客様から、利用者からそういう声が出たのを、今度は行政側として、そこでも我々だけで受けとめているんじゃなくて、その関係者機関にもこういう話がありますよ、こういうことがありますよということを実際伝えているのか、それをお伺いしたいと思います。 ○観光商工課長(坂本謙太郎君)  今のお話、これは京町活性化プロジェクトの中では、今けんけんがくがくの議論という形で出ております。皆さんからはっきりとしたそういう言葉が出てきておりますし、また大学の学生さんとか、調査の中の報告の中でも、非常にそういうことが、元気がない、そして接客、そういう問題点が上げられている中で、今議論が始まっているというか、もう既にそういう内容の議論を踏まえて、今回のこの計画に進んでいるところでございます。  非常に今までなかなか出なかったという印象もありますけれども、今それがどんどん出てきているという印象は受けているところでございます。 ○八番(西原義文君)  今の課長のお話、全くそのとおりだと思います。そういう話をした時点で、その関係者の受け取り方はどうなんですか。 ○観光商工課長(坂本謙太郎君)  京町温泉をこうしたらいいんじゃないかという意見もさまざま出ます。その意見を受けて京町温泉の人たちの受け取りというのは、非常に今までは余り積極性がないなと感じておりましたが、今回このプロジェクト会議を踏まえて、やはり今何かしないといけないんじゃないか、そういう議論も出てまいりまして、非常に熱のこもった話になってきているし、今は前と変わっているというふうに私たちは判断いたしているところでございます。 ○八番(西原義文君)  気づかれるのが遅いんですよね。かなり人数が、これは京町温泉だけじゃなくて、いろんな観光施設もそうなんですが、我々というか、関係者の接待が悪かったというのをなかなか気づかれないですね。  歌の文句がありますがね、三波春夫が昔歌っていましたね、お客様は神様です。まさにそのとおりなんです。経営者が神様じゃだめなんですよ、お客様が神様でないと。いわゆる京町温泉ものれんの古い店が多いです。なかなかお客様に対して頭を下げるというのが難しいと思います。  私もこの職業につく前は、皆さん御存じのとおりサービス業に二十年勤めておりました。この二十年間のうち、お客様に対して、間違いがあったときには、土下座をしてまで勘弁してもらう、そういうこともたびたびありました。いわゆるロビーですね、ロビーで職員が座って休憩するとか、よほどのことがない限り私が勤めていたところの社長はとめていました。ロビーには絶対行くな、営業マン以外は行くなということですね。それぐらい徹底したサービスを行っておりました。  私もこの職業についてから、たびたび気がついていたんですが、今回初めて言いますけれども、京町の使いますね、議員とかそういう会合で。ロビーがありますね。狭いロビーがあるところで、ソファが二つ、三つしかありません。そこにだれが座っていると思いますか、そこの経営者の方が座っていらっしゃるんですよ。その経営者の方がそこに座って、地元の人やからお客様がいっぱい見えますね、そういう方が来られるから、お客様は立って話をして、そこの経営者の方はいすに座って話をされているんですね。いわゆるもてなしをする側としては、私が今まで二十年間経験してきた中では、一番最低なやり方なんですね。それをなかなか気づかないんですよ、だれか言わないと。そういうことも京町のそういう施設を利用するに至って、何回そういうことを目にしてきております。  だから、そういうことも踏まえて、この助成事業の中でもおもてなし隊というのをつくるようになっていましたが、その前に、関係者の方を集めて、もう少し多額のお金をかけて、今度事業を行うことに対して、関係者の意識が変わらないと、幾ら回りの環境が整ってもだめだと思うんですね。そこをもう少し行政の方も怒られるかもしれませんよ。「わいどんがないがわかいか、こげなこっが。」と言われるかもしれませんが、そこは我慢して、我がたっがためやっどということを、意識改革をもっと進めていただきたいと思いますが、この件に対してお答えをお願いします。 ○観光商工課長(坂本謙太郎君)  御指摘のそういう意見については、地元の人たちも十分それを聞いておられるというふうに私たちも思います。  ですから、今回中山間地域等創造支援事業の中で、何をやるかという部分については、やはり地域の意識改革、それと環境整備で観光客に、来てよかったと満足してもらうことが重要ですと、そこを議論をいたしております。  今回おもてなしの心というものをやはりしっかりそういう京町温泉プロジェクトの皆さんと議論をしながらメニュー化を図ったということでございます。そういう御指摘の部分につきましては、今後も本音で話をしていきたいというふうに考えているところでございます。 ○八番(西原義文君)  そうですよ、本音ですよ。本音をしゃべらんとわからんからですね。本音でひとつ関係者の方とつき合いをしてください。そうでないと、多額のお金をかけて、今回こういう事業というのは、もう恐らくできないと思うんですよね。これがもう正念場というそういう考えで進めていかれないと、京町の活性化は進まんですよ。  建物が古いからどうのこうのの問題じゃないんですよ。建物が古くても客がいっぱい来ている、そういう事業所は多いんですね。かえって今、新しいものよりも古いものを求める傾向がありますから、そういうところも古いものは古いなりに生かしたそういう観光事業に取り組んでもらえるように御努力をお願いしたいと思います。  八項目のところに、観光客の減少について、温泉関係者と協議したことがあるかとお伺いしていましたが、そこはあるということで、先ほどから何回も課長のほうも答弁していらっしゃいますので、ここは結構です。  先ほどからずっと話になっているんですが、この流れで観光客が減少している中、どこの観光地も集約のためにはいろんな努力をされています。このえびの市の場合も、各地に視察に行かれたと聞いておりますが、どのような行動を地元で起こしているのか。また、行政としてどのような指導を行っているのか、再度お伺いしたいと思います。九番目です。 ○観光商工課長(坂本謙太郎君)  京町温泉活性化プロジェクトの中で、二十一年度に温泉旅館組合の皆さんが主体となって嬉野温泉、職員も行っています、嬉野温泉に研修視察をされております。それと日南の飫肥、ここにも視察をされております。  そういう中で、やはり地域の連携、そういう業界の人たちがやはりしっかりと連携をとってそういう観光振興を図っておられるし、観光客誘致を図っておられるという印象でございます。そういうものをやはり受けとめていただいて、京町温泉活性化についても、地域の連携をやらないと、十分地域の思いとして形にしていくことが、今回のこの中山間の目的でございますので、そういうもののために研修は、二回ほど京町温泉活性化プロジェクトの中で行っているところではございます。  指導につきましては、当然今京町温泉が何が問題になっているか、その問題意識というものをやはり地域がしっかりと取り上げることで自分たちがどうしなきゃいけないかということになってこようかと思いますので、そこを気づいていただくという形の中の研修視察であろうし、そういうことを踏まえて今、京町温泉活性化プロジェクトの中で指導といいますか、みんなで一緒に考えていきましょうという活動を行っているところでございます。 ○八番(西原義文君)  みんなで一緒に考えていくという、指導しているという今のお答えでありましたが、できればみんなで考えるじゃなくて、先ほどもお話ししたように、民を主体に民の考えを出してもらって、それを今度は官のほうが補佐して、どういうふうにすればいいんじゃないですかというのも一つの手だと思います。  参考までにお話させていただきますが、熊本県の天草、御存じですね。有明を御存じですかね、有明町。あそこ非常に野尻みたいに細い国道に面した長い町です。余り繁華街のない町です。あそこに地域おこしで、いわゆるタコ街道っていうのを御存じですか。あそこの国道がタコ街道という名前がついています。飲食店が、いわゆるこの京町の今回つくったのれんと一緒で、タコのマークをつけているんですね、飲食店が全部。  そのタコのマークがあるところは、必ずタコ料理があるんですよ。そのタコ料理がそこの町のメインなんですよ。とにかくタコのマークがついたところ、知らんところへでも入れば、タコ料理がメインなんですね。活き作りからいろんな形のタコ料理があります。これはNHKのマスコミでも取り上げられました。私もそこに何回かセカンドの仕事で何人かお客さんを案内したことがあるんですよ。奧のほうに道の駅があって、道の駅の前には、でっかいタコの置物がつくってあります、コンクリートで、びっくりするようなものですね。そういう形で観光客の誘致も有明は進めております。  そこもほんの寂れた町ですよ、人もいないような町やから。だけどタコを目的にそこにいろんなところから観光客が来ます。そういう形のもので今回えびのもそういう関係者ともう一回、それこそ先ほどから話をしているように、最後の最後の活性化事業だという強い意気込みで取り組んでいただきたいと思います。  観光課のほうも参考までにタコ街道を日帰りができますので、観光をかねて一回見に行ってみてください。味のほうもおいしいですよ。そういう取り組んでいる町もあるということですので、ただ、環境的に今回えびのの場合は、整うと思うんですね、環境的にはいろんな設備ができますからね、足湯にしてもいろんなものができますから、それに先ほどから言うように中身が伴わないとなかなかお客さんも寄ってこれれませんから。  いわゆる商売人は、一見客を余り相手にしません。だけどこの一見客の口コミでまた次のお客様が来るということがありますから、この一見客も常連と一緒に、リピーターと一緒のつもりで大事なお客様ですから、取り扱いをして、また口コミでまた次のお客様が来るというような形をとっていただくように、強い指導力のもとにこの活性化事業を進めていっていただきたいと市長にも強く要望をいたします。  京町温泉活性化について最後になりましたが、今回新幹線が一本化され、観光客の移動は、きょうの宮日にも載っていましたが、期待されているということですよね。何かえびのもこの県内の広域連携がスタートしたということが書いてあります。これはこれで結構かと思うんですよ。  それとまた、昔から西諸は一つという言葉がありますね。これが西諸が三つにならんように、高原町、えびの市、小林市、そういうことが三つにならないように、強く西諸が一つという言葉がありますが、この西諸を一体となって、連携して多種多様な形で誘致運動をされることを強く私のほうは希望して、また今回の事業が終わるまでは、これは市長にお願いしたいんですが、いわゆる担当課の異動はしないと、この事業が終わるまでは担当課の異動はしないというぐらいの強い気持ちでこの事業を進めてもらいたいんですね。今の課長がかわるごたっちゆうたっち、うんにゃかえやならんという強い意識でこの事業をぜひ進めてもらいたいと思います。これだけですね、私が言いたいのは。今課長をかえないという強い意思を市長はどれぐらい取り組んでもらえるか、ちょっとお伺いしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  今の課長を評価していただいていることに大変感謝いたします。今住民の皆さんとも非常に交流がうまくいっておりまして、人事のことは今ここでは申し上げられませんが、今の趣旨が担当の職員等がかわっても、十分に伝わっていくように検討していきたいと思っております。 ○八番(西原義文君)  わかりました。  ぷらいど21もいろいろ話はあるんですが、ぷらいど21の助成金の見直しは、考えておられないのか、この点をお伺いしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  ぷらいど21が誕生いたしましてから、当初は、二分の一補助ということで長く進んできておりましたけれども、途中で会議を開く予算でありますとか、広報の予算を補助率を上げたり、少し細かく区分をしてゼロからのスタートがしやすい形の補助金を使いやすいように中身をかえておりますが、逆に大きなイベント等には使いにくい状況も出てきておりますので、中身については、もう少し考えていかなければいけないと思っております。 ○議長(溝辺一男君)  しばらく休憩いたします。                     休憩 午後 二時二十三分                     開議 午後 二時三十三分 ○議長(溝辺一男君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、北園一正議員から発言取り消しの申し出がありますので、これを許します。北園一正議員。 ○三番(北園一正君)  先ほど、私の一般質問の中で、「――」にという言葉を使いましたので、これは不適切な言葉ということでございますので、取り消しをさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(溝辺一男君)  お諮りいたします。ただいま、北園議員から、発言取り消しの申し出があり、これを許可することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(溝辺一男君)  御異議なしと認めます。よって、お諮りのとおり許可することに決定いたしました。  次に、二番松窪ミツエ議員の発言を許します。松窪ミツエ議員。 ○二番(松窪ミツエ君)  きょう最後の一般質問になりました。皆様お疲れのことと思います。  施政方針について、それから観光振興について、福祉に関する、子育てに関する、ファミリーサポートセンター、それに高齢者に関する介護保険ボランティア、そういうものをきょうは御質問させていただきたいと思います。早速質問に入らさせていただきます。  まず、施政方針についてでございますが、施政方針の一ページ、中ごろの部分ですけれども、九日に西原政文議員からも質疑がございましたけれども、再度お尋ねいたします。  中ほどの「さて、平成二十二年度の我が国経済は、同年秋から足踏み状態にありますが、物価の動向を見ると、緩やかなデフレ状況が続いております」という文言から始まりまして、ずっとくだっていきます。そして「しかしながら、今後も自主財源の大幅な増加は見込まれないところであり、引き続き、安定的な財政運営を行う必要があるため、これからも緊張感を持った財政運営に努めてまいります。」とございますが、ここで国の動向と地方財政の視点とあわせたものであるという御説明も受けておりますが、新成長戦略と財政運営戦略と文言がございます。この国の方針とえびの市の施政方針と特に重なる、マッチするところはどこかお伺いしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  施政方針の一ページに書いてある部分のことだと思いますけれども、この国の動向を示した後にえびの市の動向を並べておりますけれども、今議員のほうからありました新成長戦略と財政運営戦略、この国の考え方とえびのの施政方針と重なる部分、その部分については、財政課長をもって答弁をいたさせます。 ○財政課長(馬越脇浩君)  今市長が答弁されましたように、去る六月に新成長戦略と財政運営戦略が閣議決定されております。この中におきましての御説明を申し上げます。  まず、新成長戦略でございますが、これは民主党政権が実施します日本経済を成長させるための政策を掲げて発表されたものでございます。一方、財政運営戦略とは、国、あるいは地方の基礎的財政収支、いわゆるプライマリーバランスですが、これを改善し、債務残高を安定的に低下させまして、早期に財政健全化を図るための考え方を示したものでございます。  御質問についてですが、この二つの閣議決定した内容の中で、市の施政方針に掲げてありますところでマッチするところといたしまして考えたときに、新成長戦略の中で、首相のマニフェスト施策七事業というのが大きな項目でございます。この中で判断いたしますと、先ほど来、畜産農林課のほうで答弁しております平成二十三年度から始まります畑作物の農業者個別所得補償制度が該当するように思われます。  残る六項目につきましては、詳細が大枠でしか示されておりませんので、詳細については、今後予算案が国会を通過しまして、成立してから通知があるものと思われます。 ○二番(松窪ミツエ君)  予算が国会を通してから通知があるものというお言葉がございましたけれども、私がこの文言を見て、そして今の国会を見て、果たしてそれができていくのかなという不安のもとでの質問でございましたが、成長戦略とは、元気な日本の復活のシナリオであると。強い経済、強い財政、強い社会保障、この三つの道による建て直しということが基本になっているそうでございます。これに照らし合わせたときに、本当にそうかなと、悲観的な見方だけではいけないんですけれども、少し一抹の不安がございました。  それと、財政運営戦略とは、財政破綻リスクへの断固たる対応の意味であるということも学びましたけれども、地方自治の中で、この政策の中から、我がえびの市に合うものをきちんと照らし合わせ、引き出されて対応されていくというのは、やはりとても大事なことだと思いました。  同僚議員も言われていましたように、私どもちょっと難しい、勉強が足りないんでしょうけれども、少し読み取りにくい部分で戸惑いがございました。方向性を見失わないでいくということが、やはり大事かなと思っております。  市長が財政運営に関しては、非常に慎重なおもむきでおられるのはよくわかります。いつの時代でも過度の財政負担を後世に引き継がせない努力はなされていると思いますが、ここに余り、慎重にならないといけないんですけれども、なり過ぎでも、じゃ何を残すかということになりますと、そちらのほうも照らし合わせて、残してはならないもの、必ず残していかなくてはならないもの、そういう照らし合わせるものがあっても、納得いく施策ができていくんじゃないかなということを私は思います。  では、次の質問に入ります。  観光振興についてですが、いきなりではございますが、先ほどといいますか、市長の動きといいますか、活動されたちょっと名前が表現できないんですが、表をいただきました。  その中に、九州新幹線特別試乗会新幹線とありまして、鹿児島中央駅から博多間の試乗を市長がなされております。  いよいよあしたですね。新幹線の全線開通ということでめでたいことでございますが、市長、乗り心地はいかがだったでしょうか、御感想をお聞きしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  鹿児島中央駅から乗車いたしまして、博多駅まで行きまして、新幹線の外には降りませんでしたけれども、折り返し帰ってくると、三時間ちょっとで往復ができましたし、非常に快適な車内の中で、いろいろ有効に時間を使えるなと、率直な意見はさすがに速いなというのが一番率直な感想であります。 ○二番(松窪ミツエ君)  副市長が答弁される機会がなかなかございません。もしよろしかったら、議長、副市長にもお聞きしたいんですが、よろしいでしょうか。 ○副市長(椎重明君)  ありがとうございます。答弁の機会をいただきました。  私も先般、一週間ほど前に、私はバスを使いまして、B&Sの宮崎バスで試乗させていただきました。えびの駅から福岡まで、行きは約二時間十分です。帰りが二時間を切ります。非常に時間が短縮されたという印象を持ちまして、そしてバスのほうも新車に乗せていただきまして、約四千万円のバスというお話でしたが、非常に乗り心地のいいバスで、当然新幹線も非常にゆったりしたスペースで雰囲気も非常によろしいものでございました。  私が感じましたのは、先ほど来、執行部がお話ししていますが、これをぜひえびののほうで活用したいということで、ことしはPRに力を入れます。皆さん御存じのようにえびのはまだ受け皿づくりが十分でございませんので、これにつきましては、観光商工課長が答えておりますように、これから二年、三年かけまして、活性化プロジェクトの皆さんの意見を聞きながら、そこが主体になって取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○二番(松窪ミツエ君)  私がそこのところを申し上げたかったんですけれども、先取りされてしまいまして、でも、意欲のあるところを見せていただきまして、本当にうれしゅうございます。  市長は新幹線、副市長はB&S宮崎新幹線特別試乗会、えびのインターから博多間、乗り心地は皆さんお聞きのとおりでございました。非常に快適、有効時間がある、さすがに速いな、乗ってみたいですね、四千万円の乗り心地のいいバス。そうです、私が何を言いたいかといいますと、実際に試乗されて、体験前と体験後、本当に違う、頭の切りかえをなさっている。もう早速副市長は、意欲たっぷり、三年後まで引き寄せていらっしゃる。私はそこを、できれば、これを担当していらっしゃる職員の皆さん、地域の皆さん、ぜひ早目に体験していただきたい。  先ほど来、観光に関しての厳しい御意見も出ておりますし、財政のほうとの兼ね合いもあるかとは思いますが、市長、そこら辺、このことに関しては、いかがでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  普通に考えますと、博多まで行くには、皆さん自家用車を活用される機会が多くて、わざわざ新幹線というのは、なかなか最初は考えにくいのではないかなと思いますけれども、私が試乗した感想を申しますと、非常に有効に時間を使えますし、とにかく一回乗っていただくということが大変重要かなと。  今回高速バスもえびので停車していただくようになりましたし、逆に実績も残していかないと、この路線も廃止される可能性もありますので、ぜひ多くの方々に訴えて、とにかく一回乗っていただきたいと。そうするといろんな活用の仕方もおのずと出てくると思いますので、当然職員はもとより市民の方々にも広くお伝えしていきたいと思っております。 ○二番(松窪ミツエ君)  私が気づいていただきたかったことは、お客さんの気持ちでした。新幹線に乗って旅する人、その気持ちなんです。新幹線に乗って遠くからおみえになる、その心地よさをそのまま高速道路に乗ってえびのまで運ぶ。そのえびので満足された気持ちに、またさらなる満足が豊かな気持ちを上乗せするという非常に努力の求められる、地域性というのが求められるんじゃないかなと思うんです。  そこを体験して、本当にお客さんが何を求めてえびのにいらっしゃるのか、私たちは何を提供してあげれば喜ばれるのか、先ほど来、おもてなしの心ということをよく言われていらっしゃいます。観光商工課の課長さんもそれをはっきり明言していらっしゃいました。  ここにもおもてなしの心が一つございます。皆さん、議長の横に美しい花が置いてございます。お気づきになったでしょうか。これはだれからとも指図されることなく、この議場にさわやかさを、そしてこの議会がうまく運営されるように、願いが込められているんじゃないかなと。おもてなしの心がここにお花が置いてあるんじゃないかなと。私たちはこういうことをすぐ忘れがちです。私は、朝から緊張しております。昨夜も一睡もできておりません。でもこの花を見たときに、やっぱり心がいやされました。本当にありがたいな。態度で示す、それとなくそっと示す、この日本の心といいましょうか、えびのの人の心、これこそが観光客に訴えていくものなのかなということを思います。  細かないろんなことがいっぱい観光に関しては出てまいりました。それももちろんです。それがなければ成功はしていかないと思いますけれども、女性の感じるところは、そういうところもございます。  ことしの一月十四日に佐世保市のハウステンボスの活性化を考える市民の会のお世話人の川原紀美雄氏がえびの市を訪れました。何しにおみえになったかといいますと、新幹線の直接の恩恵を受けられない地域同士の交流を図りたいとおみえになりました。そして、御自分たちではハウステンボスが倒産したときに、市民が立ち上がって何とかしたいと。それで応援歌をつくったり、いろんなことに努力されたようでございます。おみえになったときに、村岡市長のほうに交流を図るためにメッセージも欲しいということを要望していらっしゃいました。  市長は、本当に軽くいいですよ、そうさせていただきますということで、副市長と二人で面談に臨んでいただいたんですが、メッセージの内容は、私は知らないんですけれども、こういう外から風を吹かせたいようにおみえになる方、手を握ろうとおみえになる方の、今後の対応をどのように考えておられるか、お尋ねしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  川原先生におかれましては、そのハウステンボスの復興市民団体として、中心となって取り組まれたということで、ハウステンボスの公式の応援歌をえびの市民の方がちょうど応募されて、えびの市民の方との交流がそれから深まったということで、市民同士の交流が最終的にこういった形で実を結んだということは、大変すばらしいことだと思っておりますし、できればえびの市のほうも、そういった市民団体が一緒になって佐世保の市民団体と交流していくと、そういったことができれば、行政としても応援していきたいというふうに思っております。 ○二番(松窪ミツエ君)  市長の気持ちがわかりました。やはり求めていくのは非常に努力が要ります。いろんなことを考えて、計画を立てて、エネルギーを費やしていきますけれども、向こうからチャンスを与えていただくということは、非常にありがたいことだと思います。どうかこの辺も大事にしていただいて、活性化の進んでいない私たちの地域にこういう積極的なものを取り入れていくのも一つの手かなと思っております。  やはり観光客の流れをつくるチャンスになると思いますし、私たちのこのえびの市でも、今、朝ドラで「てっぱん」を放映しておりますけれども、NHKのドラマ、何かこうして、見られたことがございますか。こうしてとっても市民の方が、尾道の方々が、小さいお子様から高齢者の方々まで、本当にすばらしい場面、場面が出てくるんですけれども、いいなって思います。えびの市もいろんな歌がございますけれども、今風といいますか、そういうような応援歌をつくって何か活性化に結びつけようというような市長の思いはございませんか。 ○市長(村岡隆明君)  現在政策としてそういった取り組みを市民の方々に求める予定はございませんが、市民の中で、そういった運動が高まってくればいいのかなとは思っております。 ○二番(松窪ミツエ君)  どうか地域の活性化にそういうこと、若者を揺すぶるような、若者と限らず市民のそういうことが得意な人の心を揺すぶるようなものをぜひまた事業の中に入れていただければと思います。  佐世保の方たちといったら、海がやはりメインだと思うんですが、えびの市におみえになったのも、この自然を求めているものがどこかあられたんじゃないかなと。佐世保のハウステンボスの異国ムードとこの日本の風景、本当に箱庭といいますか、絶景といいますか、議員に成り立てのときに、人吉市で四市の議員研修がございましたけれども、そのときに熊本の県立大学の先生の御講義がございました。その中で、日本庭園というお言葉を使われて、この日本の各地の風景を大事にしよう、とてもすばらしい、気づいてください、目覚めてほしいということを訴えていらっしゃいましたけれども、まさしくこのえびのの地もそうじゃないかと思いますが、市長、いかがでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  いろんな魅力的な素材が残っているえびの市ですので、そういった活性化、歌も含めてですけれども、市民の皆さんが地元の魅力に気がついて、それを発信していくということは、形がどういう形であれ、一番大事なことじゃないかなというふうに思います。 ○二番(松窪ミツエ君)  また、将来的に、新幹線だけでなくて、東九州自動車道が完成する時期がやってきます。すると、ますますこのえびの市というのは、いろんな分野に期待が生まれてきます。東京の大都会に比べましたら、私たちのこの九州をめぐる大きな山手線みたいな、丸くつながるんですね。その中でえびの市がどういうことを求めていくのか。  今まで高速道路、高速道路と期待したんですけれども、なかなかこの高速道路も期待できなかった。きっと期待できるんでしょうけれども、アイデアが浮かばなかったということかと思うんですが、観光においても、ぜひえびの方式というようなものを編み出していただき、これから先のえびの市の観光、それから産業の復興そういうこともお図りいただきたいと思うんですが、市長のお考えをいま一度お聞かせください。 ○市長(村岡隆明君)  高速道路のジャンクションがあるというだけでは、なかなか人は来ない時代にもなっておりますし、一番最初の御質問にもありました、そういったおもてなしの心、そういった心がやはり人を引きつけるというふうに思っておりますし、えびの市単独で引きつけるというよりも、広域で連携をとったり、この地域の魅力というのも発信していくような取り組みをしていきたいと思っております。 ○二番(松窪ミツエ君)  では、この加久藤の魅力について、あともう少しお話させていただきたいんですけれども、加久藤といいますか、えびの市ですね、人吉市から来られた方、人吉市から加久藤トンネルを抜けたときに、目前に霧島連山とそのすそ野が広がります。そのえびのの絶景に心を動かされた、心を開かれた、みせられた話をよくお聞きすることがあります。川があり、山があり、食べ物がおいしい、温泉に入り、適度な地域空間がある。  ある方はこうおっしゃいました。なぜだかわからないけれども、トンネルを抜けたときに、とめどもない涙があふれて、あふれてあふれてとまらなかった、自分ではその意味がわからなかった。でも、心の底でここに住むことを決めた。それでこの方は定住していらっしゃいます。えびのの市民として、これ以上のすばらしい感動のお話があるでしょうか、私たちはきっと気づいていないんだと思います。  観光のPRもいろいろされるというお話もお伺いしました。どうかそういうものにもこの思いを載せたパンフレットをおつくりいただいて、PRをしていただければと思います。このえびのにそういう方々をだれが迎えたのか。最初に迎えたのは、この霧島連山を含むえびのの大自然ではなかったのかなと思います。それこそ感動です。えびの市は、そうした自然の力を蓄えたところだと思います。どうかこれから観光振興、ますます発展していくことを私は切に願います。  そしてまた、これからUターン、Iターン、それからJターンっておっしゃいました、その言葉ちょっと私まだ深く認識ができていなかったんですけれども、そういう方々が何人いらっしゃるかわかりませんけれども、そういう方々との意見交換、外からの目をお持ちだと思うんです。そういう方の意見もぜひ聞いていただいて、参考にしていただいて、えびの市民となられた、その第三の目といいますか、そういうものもぜひ生かしていただきたいと思います。  それでは、次にお尋ねいたします。ファミリーサポートセンターについてでございます。  十二月の定例会でファミリーサポートセンターについて一般質問させていただきました。今年度市長の公約の一つの事業が実施されることになるかと思いますが、市長の思いをお聞かせいただきたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  これも私のマニフェストのうちの一つで、ファミリーサポートセンター、待機児童に対するというよりも、地域で子どもを見守ると、お母さんにとっても、子育ての終わった先輩がアドバイスを与えるそういった機会になればということで、一年間準備をして二十三年度からスタートということで、今後を期待しているところであります。 ○二番(松窪ミツエ君)  今の子育ての実態は、本当に重要課題で社会教育課のほうでは、親育て講座、これとあわせまして、福祉事務所のほうではファミリーサポートセンター、こういう子育ての地盤をつくることによって、えびの市がますます子育てのしやすい環境になっていけばと思います。福祉のほうでは、養護、保育、社会教育課のほうでは、教育、学習という役割を果たしていくことによって、すばらしい子どもたち、元気な子どもたち、明るい子どもたちが育っていくんじゃないかと思うんですが、四月からのスタートに向けまして、現段階での進捗状況についてお伺いいたします。 ○福祉事務所長(徳重順子君)  ファミリーサポートセンターの進捗状況でございますが、二十二年度、本年度が一応準備期間ということで予算をいただいておりました。早ければ年度当初からスタートする予定でございましたが、口蹄疫等の影響もございまして、スタートが十月以降にずれ込んだということは、さきの議会で御報告を申し上げたところでございます。  それでセンターの早期開設に向けまして、昨年十二月に子どもを預かるお助け会員の募集を行いまして、応募のございました会員の方々を対象に本年一月二十日、二十一日の二日間にその養成講座を開催いたしました。  お助け会員数は、現在十名の方の登録があるところでございます。本当に子育てに対する皆様の思いに感謝申し上げます。  また、子どもを預けたいお願い会員につきましては、本年一月の区長文書や二月の保育所入所受付時にチラシの配布などを行い、募集をかけております。また、市民図書館、子育て支援センター、両出張所で募集案内を配布いたしまして、現在事業の周知に努めているところでございます。 ○二番(松窪ミツエ君)  お願い会員がまだそういらっしゃらないといいますか、申請がないようでございますが、チラシもいろいろとお願いに上がられたということで、まだまだこのことは市民の皆様には周知されていないのかなと、浸透していないのかなと。聞きなれない言葉でもございますし、なかなか御利用いただいて、その実感を味わっていただかないと御理解いただけないかなということを私も思いますが、例えばその広報の手段として、民生委員さんの定例会で御説明申し上げるとか、主任児童委員さん方にも御説明申し上げるとか、それから区長さん方のチラシをお願いされるときに、またこういう内容でございますということで御説明いただくとか、コンビニに置くとか、いろいろ手段もあると思いますが、そこら辺はいかがでしょうか。
     それともう一つですけれども、二十三年度の予算が三百万円と上がっておりますが、現体制でいくとどうなるかなという心配もございますけれども、いかがでしょうか。 ○福祉事務所長(徳重順子君)  今議員さんが申されましたとおり、今お願い会員が五名ほど申し込みがあっているところでございます。今広報の仕方につきまして、議員さんからいろいろな御提言をいただいており、参考にさせていただき、早急にできるものから準備を進めたいと思っております。  なお、先ほど申しおくれましたが、ホームページのほうにも掲載をさせていただいております。  本年度二十三年度の当初予算で予算を計上しておりますが、本年度の予算につきましては、立ち上げにかかる初動経費、それと運営にかかわる経常経費を含めまして、三百万円を委託料として計上しているところでございます。  しかしながら、お願い会員さんがまだ多うございませんので、早急にこの経費を使ってパートさんなり、人件費、人を雇用するとか、大変費用を要するものにつきましては、委託をする予定でございます社協のほうの職員とも十分連携をとって、社協の職員の方々ができる範囲で業務をこなし切れなくなった場合には、雇用を考えていくということで、そのお願い会員さんの規模に合った形で進めてまいりたいと思っております。  一応四月一日開設に向けて、お願い会員さんがお一人であろうと、お二人であろうとサポートセンター自体は開設をしていきたいと、今のところは努力しているところでございます。 ○二番(松窪ミツエ君)  よくわかりました。社会福祉協議会のほうにも所長のほうがよく内容を理解していただけているということで、丸投げになっていないという現実、ここの現実を所長がしっかり見ていただくことによって、またお願い会員とか、それからお助け会員も安心してこのお仕事ができるんじゃないかなと思います。  私が思うには、焦らないこと、そして口コミを待つこと、私も実際にこの会員に登録させていただきました。どれほど協力できるかはわかりませんが、こういう制度がどうしても欲しいなということは、私も自分の子育てを通して、本当にいろんなつらい体験をしてまいりました。  こういう制度、それから一時預かりとか、今あるような制度は、全くございませんで、登録会員の中にも、子育てをしながらアパートに子どもを残してかぎをして、働かざるを得なかった、今振り返っても、その当時が本当に非常につらく思い出される。自責の念に苦しむとおっしゃっていました。自分の思いは、子育て中の親にはさせたくない、自分でお手伝いしたいと、その胸のうちを語られました。受け皿はできました。所長、待ちましょう。  そして、社会教育課の親育て講座、こちらのほうもお互いに子育てのほうと手を結んでいけるような、そういう地域の連携がとれていくといいなということを思っております。  次にまいります。これは私からどうしても市長のほうにお聞き届け願いたい提案でございますが、介護保険ボランティア・ポイント制度についてでございます。  市長は、施政方針の一つの柱の中で、保健、医療、福祉健康のところで、「年々増大する医療費や介護給付費を抑制するため、疾病予防、介護予防に重点を置いた事業の実施に努めてまいります。」とお示しになっておられますが、事業内容は具体的に上げていないので、私はここで提案させていただきます。  いきなりではございますが、介護保険ボランティアポイント制度、市長御存じでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  介護支援のボランティアを行うことで介護保険料を軽減できるという取り組みが始まっているという程度のことは聞いているところであります。 ○二番(松窪ミツエ君)  私も高齢化する自分をよく見たときに、どうなっていくんだろうかとやはり考えます。  うちに引っ込むのか、外に出るのか、やはり健康を保つのには外に出て、皆さんと触れ合って生きていくことのほうが健康を保てるのかなと思うんですが、そういう思いのときに、これは読売新聞でございますが、目にとまりました。ああすばらしい制度が今日本にはできているんだということで、そのことを少し新聞の棒読みになるかとは思いますが、参考までにちょっとお知らせしたいと思います。  ボランティア活動をすると、介護保険料が軽減される制度があるそうですが、どんな仕組みですかというお尋ねがございました。  『介護支援のボランティアを行った高齢者に対し、換金できるポイントを与える介護支援ボランティア制度は、二〇〇七年、介護予防のために市町村が行う地域支援事業の一環としてスタートした。六十五歳以上の人が特別養護老人ホームなどの高齢者施設で配膳の手伝いや高齢者の話し手などのボランティア活動を行うと、ポイントをもらえる。ためたポイントを現金に交換することで、結果的に介護保険料の負担が軽減されるという仕組みだ。  対象となる活動やポイントの換算方法などは自治体によって異なるが、多くは一時間当たり百円程度の換算で年間五千円を上限としている。中には、ポイントを特産品や地元の商店で使える地域通貨や、商品券にかえられるほか、福祉団体に寄附できる自治体もある。元気な高齢者の社会参加を促し、介護予防につなげるとともに、地域を活性化させるのが制度のねらいだ。換金などの経費は介護保険から支出するため、財政負担を心配する声もあったが、だが東京都稲城市が市内の高齢者の二・二%に当たる約三百人が参加した二〇〇八年の実績をもとに試算したところ、介護予防効果がポイント換金の負担を上回り、高齢者一人当たり月額で約十一円の費用削減効果があった。  同市高齢福祉課では、参加者がさらにふえれば効果も高まるのではと期待する。』というような内容でございます。  その後は、全国の市町村で実施している団体が、ことしの一月現在で約四十五市区町村あるそうです。  二〇一二年度からは六十五歳以上の保険料が全国平均で月額五千円を超える可能性があると見られており、高齢者の負担としては重過ぎるという指摘もある。保険料抑制策として、介護支援ボランティア制度に注目が集まっており、導入する自治体は今後さらにふえそうだというような記事がございまして、どういう市が実施しているのかな、九州ではどうかなと思いましたけれども、九州でも鹿児島県、大分県、熊本県、佐賀県、福岡県などが実施しておりまして、近くは霧島市が実施しておりました。  今からどんどん高齢者がふえてまいります。介護保険の二十三年度介護保険特別会計予算は、二十六億八千二百十七万五千円、昨年度が二十七億四千八百七十一万二千円、本当に大きな額でございます。私たちが早くこういうことを自覚して、自分に降りかかるんだということを自覚して、考えを自分の中に植えつけて、これが地域に広がっていくことで、元気にいることで高齢化して、社会に貢献できる、そういう個人の思いも乗せまして、こういう制度が導入されていくと、地方財政が苦しい中、何か手だてになっていくんじゃないかと思いますが、市長、いかがでございましょうか。 ○市長(村岡隆明君)  今御提案いただきまして、全国で四十五市区町村も取り組んでいると。既に実施から三年以上もたっておりますし、いろんなメリット、デメリット等も明らかになっているんじゃないかと思いますので、こういった先進地を見ながら、えびの市としても研究してまいりたいと思っております。 ○二番(松窪ミツエ君)  前向きな御答弁ありがとうございます。  高齢化になっても、元気な人はやはり収入を求める人もございますし、またボランティアを求める方、これはどっちもあっていいと思います。高齢化した過ごし方を自分で選択して生きる、お互いの違いを認め合えることこそ、地域の活性化につながっていくんじゃなかろうかと思うんです。  実は、私の地区でこういう方がいらっしゃいました。今からちょっと丸〇〇園に出かけてくると。いってらっしゃい、お昼どきだったんですね、お昼どきだよねと言いましたが、うん、私が行くとよく食べるのよ、だから私が行ってあげるのよとおっしゃっていました。すばらしいな、善意のそれこそボランティアですね。  そしてある地区で常会がございまして、いっぱい地区の方が集まられたそうです。一人の方がある施設に入られました。長く会っていらっしゃらなかったそうです。そのときに、会いたいな、会いたいなという話が盛り上がったそうです。その中のお一人が、じゃ私と一緒に行きましょうって、四、五人の方をお連れされて、その園にその方を訪問されたそうです。そうしたら、その方が非常に元気になられた。やはり支え合うというのは、こういうことかなと、一人の善意が連れていかれた方が五名だっと思うんですが、そして施設におられる方が一名、六名の方を活気づけたんですよね。そういうようなボランティアというのをポイント制にしていく。それは自治体によっていろんな取り組み方がございます。市長のほうでも研究してということをおっしゃいましたので、私も今すぐということは言いません。受け皿をつくる必要がございます。  市長のほうにNPO法人等の育成を図るということも施政方針の中に入っております。同僚議員の中には、そういうことを心配される方、安易にそういうことをしてはならないんじゃないかと。やはり行政側の立場、それとNPO法人の立場、そこをきちんと整理して、整えて相互にぎくしゃくといいますか、誤解を生じない、うまく回せるそういうあり方をつくっていく。時間をかけていくと、双方がそういうことの理解ができる体制になってそういうものを導入していくという、そういう努力も必要かなと思います。  どうかこの、介護保険ボランティアポイント制度、御研究いただいて、いずれはこのえびの市に導入していただきたいと思います。私もぜひその介護保険ボランティアポイント制度を使わせていただきたいと今から期待しています。喜びとして期待、老いていくことでそういう喜びがあるということを感じていきたいなということを思います。  次は、学校教育について、大きな題でございますけれども、御質問させていただきます。  先ほど、えびの市における一貫教育の取り組みについて、各部会報告がございました。総務教育常任委員長と副委員長と参加させていただきました。そしてまたその後にえびの市教育研究論文、実践記録表彰式というのもございまして、参列させていただきました。  教員の皆さんの熱心な情熱のある研究意欲にすごく私は、昨年もでしたけれども、ことしもまた敬服の思いと日ごろの御苦労に感謝を述べさせていただきたいと思います。本当にお忙しい中を先生方が、えびのの子どもの教育のために時間を裂いていらっしゃるのか、そこは確かめておりませんが、とにかく一生懸命でいらっしゃいました。くたびれていらっしゃらないのがすごく魅力的でした。  そういう研究を一生懸命されると、逆にくたびれも出るのかなと思ったんですけれども、そうじゃなくて、生き生きしていらっしゃるのが印象的でございまして、そこから一貫教育が三年間充実してきているんだということも感じさせていただきましたし、また小学校英語教育の実践といいますか、授業もちょっとのぞかせていただきましたけれども、本当に子どもたちが生き生きとして、本当に楽しく、堂々と英会話、会話までじゃなかったんです、いや先生とは簡単な会話をしておりましたね。リズムを取りながら行っていました。今新聞等でも全国的に小学校からの英語教育、どこでも一貫教育とか、地方を問わず、いろんな各地で実践されておりますが、これも時代の流れかなということを思っております。  引っ込みじあんと言われるえびのの子どもたちがこういう教育を受けることによって、積極的になっていくのかなと思います。二十二年度には、図書館の図書の充実もお図りいただいて、本当にありがとうございました。子どもたちがどんなに喜んだことかと思います。  お尋ねしたいことは、えびのの一貫教育は非常に充実しております。えびのの学校教育の中におきまして、障害児児童と申しますか、そういう児童の教育環境といいますか、そういう環境を守るのに、どのような体制づくりがなされているのか、またそれに対する教員は、充足しているのか、そこをお尋ね申し上げたいと思います。 ○教育長(萩原和範君)  まずはねぎらいのお言葉をいただき、感謝申し上げます。  えびの市では、現在特別支援学級は、小中合わせまして、十二クラス、二十二名の子どもが在籍しております。そこの教員の数は、十三名おります。それとは別に小学校二校に言葉の学級というのを持っております。そこに二名配置しております。それとは全く別に、市の単独で介助員を三名配置しております。  そういう意味からも、市では非常に体制づくりは一生懸命やっているところでございます。保護者の意見を十分に尊重いたしまして、校内の就学指導委員会、そして市の就学指導委員会で十分に審議いたしまして、該当児童生徒に応じた支援を行う体制づくりがなされておりまして、教員の不足はなく、行き届いた指導がなされていると思います。 ○二番(松窪ミツエ君)  介助員とおっしゃいましたか、介助員というのは、どのような方がお願いしてあるんでしょうか。 ○教育長(萩原和範君)  免許の種類でしょうか。養護教諭、あるいは介護士、あるいはカウンセラー、あるいはヘルパー、そういった免許状を有する方々でございます。 ○二番(松窪ミツエ君)  よく理解できました。私が心配まではしておりませんでしたけれども、どんな体制ができているのかなということで、本当にきめ細やかな、健常の子どもたちと変わらず、この子たちが学校で安心して生活をしながら、学習に励んでいられることかと思うと、本当にうれしくなります。またこの児童を通して回りの子どもたちもいろんなことを学べているんじゃないかなと思います。きちんとした資格を持たれた方が専門的な介助をしていただいている。本当に充実されたえびの市の障害児児童の教育を見せていただきました。  あともう一つなんですが、今先生方の疲労、悩み、そういうものを抱え込んでいらっしゃる方、ひょっとしたらいらっしゃらないかもしれません。見えてないのかもしれません。そこはわからないのですが、そういう方がいらっしゃるとしたら、どのような対応をなされているんでしょうか。お聞かせください。 ○教育長(萩原和範君)  まずは、今本市におきましては、そういった方はおられませんが、積極的に校長研修会、それとメンタルヘルス講習会への参加を促す、あるいはこのメンタルヘルスの相談事業、そういうのがありますので、そういった参加等を促しておるところでございます。  また、学校では校長等のほうが毎回声をかけたり、そして相談といいますか、そういったところ等も持っていくという体制づくりはつくっておる次第でございます。 ○二番(松窪ミツエ君)  新聞とかテレビで時々悲しい教職員の不祥事の報道を見聞きするにつけ、原因は何だろうかとやはり考えますし、胸の痛い思いがします。先生も人間だからと許されることでもございませんし、先生方にもそうした心の基地が必要ではないのかということを私は思っていました。でも本当に校長会とかいろいろな相談員とか、研修会のようなものの参加を促していらっしゃるということで、こちらのほうの体制も整っているということでよくここら辺は理解できました。  えびの市の教職員の皆様からは、絶対そういうことがあってほしくないし、また保護者や市民の願いでもございます。先生方にも本当に心身よい環境で子どもたちの指導に当たっていただきたいということを願っております。  最後の質問に入ります。  市民による地域活性化の活動についてでございますが、これは市民の方からもよく聞かされるものですから、ちょっとお伺いしていきます。  地域の活動につきましては、京町温泉のこと、いろんなことで同僚議員も御質問をいっぱいなさっていまして、いろんな実態が見えてきました。  私の存じ上げている団体の中には、その専門性とか職業とか、趣味を生かした活動をしていらっしゃる方たちがたくさんいらっしゃいます。その中には、やはりぷらいど21で育ったところもございますし、またそこから次の団体が生まれてくるというそういうものも現にございます。  そういう方々の一つ一つの団体が本当にできているんですけれども、えびの市内にそういうのが点々点々とあって、何か一つの線で結ばれていないというのが市民の方の御意見なんです。一つになりたいという思いが非常に強うございます。自分たちでどうしたらいいのか、そこのノウハウを持ち合わせていないし、お互いに声をかければいいんでしょうけれども、なかなかそこら辺がうまくいかない。点と点を結ぶ線と線に行政のノウハウを支援していただいて、何とかここら辺を、市長も先ほど来そういうことを言っていらっしゃいますけれども、地域を一つにしていく、そういうことを願っておるといいますか、そういう取り組み、市のほうとしては、どのようなお考えをお持ちなのか、お伺いしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  市民活動の重要性、今回の施政方針の中にも市民との協働でまちづくりを進めていきたいと。市民力の活性化というのは、最も大きな政策の一つに据えているところでありまして、現在今議員さんのほうから御指摘があった、いろんな活動をしている団体、そういった団体がなかなか一つになる機会がないということも私も感じているところでありまして、そういった市民活動を一カ所で行える、そういった場の提供というものが行政のほうで準備できると。そのことで市民活力が活性化するということであれば、取り組んでいこうと思っておりますが、現時点では、どういった市民グループがあって、どういったニーズがあって、また施設として、えびの市がどういった施設を活用できるのか、そういったことを十分調査していって、当然そういった市民団体の方とも意見を聞く場も必要だと思いますので、そういったことを十分調査していきたいというふうに思っております。 ○二番(松窪ミツエ君)  ぜひ調査していただいて、市内にどういう活動団体があるのか、リストアップしていただいて、どことどこと結べばさらなる活性化が生まれるのか、力が出てくるのか、観光面にしても産業の振興にしても、必ず市民の力というのは大きくなっていくと思います。  私の知っています生産農家は、お店をつくったり、自分の野菜をつくったりして、えびの市内でなくて、遠くに知り合いをつくり、その方を通してルートをつくっていらっしゃいますし、お米にしても、病院とかホテルとか、それから島のほう、鹿児島県のちょっと遠い徳之島とか、宅配ではすごくかかるんだけれども、相手方が待っていらっしゃれば、送らないわけにはいかないというそういうふうな思いですね。おいしいと。ある地区の方は、自分でつくったお米はおいしくないから、それはどこかに出して、私はえびのの米を買いますと言って、トラックを持ってこられて、ごっそりその方は持っていかれる。そういうようなことも現にございます。えびののそういう産物をその方は非常に求めていらっしゃいます。  また自分で堆肥を有機化して、それを製品化して、いつでも市場販売にできるようなところまで持っていかれている方もいらっしゃいます。でも必死にどうすればいいのか、悩んでいらっしゃいます。いろんなルートを探して、その堆肥一つを販売するにしても、許可とか申請とか、いろんな手続がございまして、本当に努力をしていらっしゃる姿がありありと出ていらっしゃいます。そういうところに農業のほうでも手を貸してほしいということも言われていましたけれども、そういう方々をキャッチして、ちょこっと専門的な知恵を貸すというか、支援するといいますか、そういうもの、今バイオマスといいますか、それの構想ができていますけれども、最初からスタートから育てなくても、もうえびの市内には、自分ですぐ連結できる力まではぐくんでいらっしゃる方も現にいらっしゃいます。  そういう方たちを早く発見していただいて、物産館もできますし、そういう方々は物産館のほうにも意欲を実際持っていらっしゃいます。そういう方は早く発掘していただいて、窓口がないといいますか、どこに行けばいいんだろうということもおっしゃっていました。本当に日夜一生懸命励んでおられますので、ぜひそういう方々を引き上げてほしいといいますか、言葉を上手な表現ができないんですけれども、それこそ異業種を結び合わせて、そこで何か一つのものをつくり上げていく。  ですから、その方はおっしゃっていました。農業の方なんですけれども、つくる者だけではいかないと、食べる消費者側を一人自分たちの仲間に入れて、手厳しく判断してほしい。なるべく口の辛い人がいい、そこまで自分を投げ出していらっしゃいます。そういう努力を見捨てていくと、貴重な人材といいますか、そういうものを失ってしまう。どんどん私たちは高齢化のほうに向かっていきますので、いつまでもそれを持続することはできません。ほどほどに熟れた果物を早くちぎっていただいて、それを生かしていただく。もう熟して地に落ちてしまったら、使い物にならないんです。今もぎとってほしいということを市長のほうにお願いしたいと思いますけれども、市長いかがでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  そういった末端の市民力、そういったものをマッチングさせる、情報をどこか一カ所に集めたりとか、そういったことも行政の仕事じゃないかなと思っております。市民の少しの力を何とか集約して、市民との協働のまちづくりの大きなきっかけにつながればと思っております。 ○二番(松窪ミツエ君)  ぜひそういう方向性をとっていただきたいと思います。  最後にお願いです。  おれについてこい、みんなでやるしかない、旧体質の時代は終わった。今まで培われてきた、えびの市のよさは大いにはぐくみながら、強い信念と姿勢を、そして市長としての態度で職員や議員やそれから市民の意識改革がさらに進むよう、もっと強く自分を押し出してください。お願いです。終わります。 ○議長(溝辺一男君)  お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(溝辺一男君)  御異議なしと認めます。よって、本日は、これをもって延会することに決定いたしました。  次の本会議は十四日午前九時三十分から開き、一般質問を続行いたします。  本日は、これをもって延会いたします。                     延会 午後 三時四十五分...